ホーム > 教育プログラム > 大学院社会福祉学研究科(研究大学院) > 研究科長メッセージ

研究科長メッセージ

kacho

研究科長 藤岡 孝志

人々の「幸せ」に寄与する研究者の育成を目指して

   開学から70年を超えた本学において、1989年大学院社会福祉学研究科が開設されてから30年もの年月が経ちました。この間、社会福祉士ならびに介護福祉士が国家資格化になり、社会福祉分野における専門的な人材の育成が大きく展開しました。その専門性に期待が大きくかかる中、その実践を支える学問の構築と社会福祉学を牽引する研究者を育てるのが大学院社会福祉学研究科の大きな使命です。この30年の月日の中で、理論構築のできる研究者、実践を踏まえた研究者、また研究のできる実践家が多く育っていきました。本学大学院は、その伝統に根ざしながら、常に時代の要請を踏まえた教育を目指しています。

 また、本学大学院の特徴は、海外、特にアジア圏の社会福祉学領域の研究者を育成する使命を果たしてきたことです。「JCSW」(Japan College of Social Work)という大学名は、長きにわたる社大の国際交流の伝統を踏まえ、特にアジア圏内で浸透してきています。現在も多くの留学生が在籍しており、アジア各地の若手研究者の育成に大きな期待が寄せられてきました。このことは、グローバルな観点で社会福祉的な課題を探求する視点を有することの重要性を、すべての院生が認識せざるを得ないことを意味しています。大学院教育の国際化をさらに推し進めることで、国際的に活躍する研究者・実践家、国際的な観点を有する研究者・実践者を育てることにもつながると考えています。

 本学大学院教育においては、博士前期課程と博士後期課程の一環した教育体制によって、社会福祉領域における実践的研究者、研究的実践者育成のための教育を実現してきました。そのなかで、博士前期課程から後期課程へとすぐに進学する院生もいれば、前期課程修了後実践現場に身を置き、その上で後期課程に入学する院生もいます。また、他大学からの進学の多さも本学の特徴ですが、本学学部からの進学も、学部推薦などの制度によって充実してきています。

 前期課程においては、社会福祉学の様々な方法論を学び、明晰な思考方法の修得とともに研究課題へのアプローチを掘り下げていきます。また、様々な社会福祉学理論、社会福祉援助・支援の実践方法、社会福祉実践のためのプログラム構築と評価方法、社会福祉法制度や政策構築の方法、社会福祉領域における課題の歴史学的観点からの掘り下げなど、学際的な視野に立って学んでいきます。また、博士後期課程においては、「自立した研究者」であるための研究能力、豊かな学識、国際的な観点を養います。

 今、社会福祉領域は、多くの課題を抱えています。人々にとっての「幸せ」とは何でしょうか。将来にわたって不安なく暮らせるしくみは果たしてどのように実現していくのでしょうか。人々の日々の生活の中にある「つらさ、きつさ」にしっかりと向き合い、そのなかで見えてくる解決の方向性(希望や光)を学問として構築していく。このような社会福祉学研究者の育成が、本学大学院社会福祉学研究科の使命であると考えています。共に社会福祉学という学問を志す熱意ある方々の入学を心から願っています。

 社会福祉学研究科    

 研究科長 藤岡孝志



〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
COPYRIGHT © JAPAN COLLEGE OF SOCIAL WORK ALL RIGHTS RESERVED.