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高い志を実現できる

実践家であり、研究者であれ

      社会福祉学研究科 研究科長 大島 巌 教授
       社会福祉の現場において対人援助に携わる従事者の方々は、利用者の抱える困難に日々直面、密着するがために、ご自身の実践を客観的、全面的に振り返り、精査することが難しくなることがあります。大きな志を持って福祉実践に向き合う中で、理想との矛盾に悩んでいる方々、そして将来、大きな志をもち、理想を実現するために力づよく社会で活躍したいと考えておられる方々に、私たち大学院社会福祉学研究科への入学を考えて頂きたいのです。研究的な視点から社会福祉の全体像を俯瞰し、新しい眼差しで福祉現場を見直し、より良いものに変えて行く力を身に付けて頂きたいからです。

 本研究科では、社会福祉の実践現場に指針を与えることができるリーダー、現場の実践を科学的に振り返り、社会的により価値のあるものに高めることに貢献できる実践研究者を育成します。社会福祉学研究の源には、常に「ニーズ」がなくてはなりません。本研究科では、現代社会の変化に伴って大きく変動する社会福祉のニーズを鋭敏かつ適切に把握し、それらのニーズをもつ人たちの支援を考えることができる人材の育成をめざしています。そして、その支援に有効な、社会福祉実践プログラムやソーシャルワークの援助方法、社会福祉政策・施策のあり方、社会福祉学理論を科学的に追求できる実践研究者を世に送り出して行きたいと考えます。

 それとともに、本研究科は、常に社会福祉実践の現場と連携し、そこに生じる研究的課題を適切に把握して取り上げ、現場の実践家や実践研究者とともに課題の解決に当たることを目ざしています。

 本大学院の教授陣は、群を抜く一流の教育・実践研究者です。大学院教育においてはその教育プログラムとともに、大学院生が研究能力を涵養する優れた指導教授に出会うことは必要不可欠な要素と考えます。

 実践家であり、同時に研究者であれ。存分に、みなさんが心に抱く理想を実現できる「知」の方法論を磨いてください。21世紀の社会福祉の理論、実践の創造に燃える、多くの方々が入学されることを期待しています。