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平成24年度

ソーシャルワークの第3ステージ、グローバルプロフェッション化に関する研究

研究代表者氏名 社会事業研究所 特任教授 秋元樹
研究課題 ソーシャルワークの第3ステージ、グローバルプロフェッション化に関する研究
研究結果の概要  本研究は「ソーシャルワークの第3ステージ、グローバルプロフェション化に関する研究」の一環として、アジア太平洋ソーシャルワーク教育連盟(以下、APASWEとする。)加盟校より公募で選出された5カ国(バングラデシュ、インドネシア、マレーシア、スリランカ、ネパール)6名の参加者によって実施されたものである。本研究は特にアジアにおけるソーシャルワーク教育の国際化に着目し、研究代表者により作成されたガイドラインに沿って参加者が各国のソーシャルワーク教育の黎明期から2013年1月現在までの歴史、教育内容および各国のソーシャルワーク教育に影響を与えた要因や教育者等を調査した。
 この調査を通じて参加各国のソーシャルワーク教育の歩みを整理するともに旧宗主国を始めとする西欧諸国および国際機関との関わりが一定程度明らかになった。またヨーロッパで生まれアメリカで醸成されたソーシャルワーク教育がアジアの各国に伝播するベクトルは二通りあることが示唆された。一つのベクトルは各国特有独自の文化伝統・生活様式にソーシャルワークの概念を照合・すり合わせる方向性(インディジナイズ)であり、もう一つは文化伝統・生活様式をソーシャルワークの概念に照合・すり合わせる方向性である。なおソーシャルワークのグローバルプロフェション化を目的とする本研究は、この二つのベクトルの是非について問わない。
 今回参加した5つの国々の調査研究結果を通じ、さらに多くの国々を対象としてソーシャルワーク教育の史的事実を精緻に記録し、その伝播について分析する必要性が示唆された。
研究成果の活用・
提供予定
国内外のAPASWE会員校に報告書を発送するとともに、平成25年6月にフィリピン・マニラで開催されるAPASWE/国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW(AP))によるアジア太平洋会議(APC22)において情報提供する予定である。また、APASWEのホームページでも情報提供し、希望者には報告書を提供する。昨年度の研究成果について情報公開することにより各国の研究者との連携を深めていく予定である。
研究成果物 Internationalization of Social Work Education in Asia―ソーシャルワークの第3ステージ、アジアにおけるソーシャルワーク教育の国際化に関する研究―

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国際交流による聴覚障害者対応のソーシャルワークの確立をめざして

研究代表者氏名 社会福祉学部 教授 斉藤くるみ
研究課題 国際交流による聴覚障害者対応のソーシャルワークの確立をめざして
研究結果の概要  聴覚障害者に関わるソーシャルワーカーに求められる力量について示唆を得ることを目的に、アメリカより池上真氏(P.A.Hartner Deaf Services ソーシャルワーカー、ギャロデット大学大学院卒)を招き、アメリカでの精神障害を持つろう・難聴者を対象にした支援経験に基づいた実践理論・技術の学習、事例検討会を開催した。
 また音声日本語とは異なる日本手話を主な使用言語とする聴覚障害を持つ福祉従事者の養成にあたって、障壁となっている、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験の対策講座を昨年に引き続き開催し、参加者の意見をきいた。国家試験を受けようとする、または国家試験を受験したことがある聴覚障害者が言語的差異によって国家試験に受かりにくい、また国家試験対策講座に参加しづらい現状を把握しつつ、改善策を考えた。
 一方英国のろう・難聴者に対するソーシャルワーク教育及び聴覚障害者に関わるソーシャルワーク実践に関する視察では、University of ManchesterでAlys Young教授をManchester Deaf CentreでKatharine Rogers氏をそれぞれ訪問した。University of Manchesterの博士課程で学んでいるろう者のソーシャルワーカー、Ros Hunt氏にインタビューし、Lancashire  Central Universityのデフスタディーズプログラム担当のClark Denmark氏、相良啓子氏も訪問した。さらにThe British Deaf AssociationとBritish Society for Mental Health and Deafnessを視察した。 またUniversity of LondonのDeafness Cognition and Language Research CentreのDr. Tanya Denmark、Jenny Lu、Dr.Pamela Perniss、Eyasu Tamene氏をそれぞれ訪問した(高山)。
 アメリカの障害学生支援専門職の団体であるAHEAD(Association on Higher Education And Disability)の開催するワークショップ(AHEAD Management Institute)にも参加し、アメリカの学生支援の方法を学ぶとともに、今後日本で体系的な教育を行っていくための示唆を得ることを目指した“The Institute for New and Newer Disability Resource/Services Managers”(講師:Jean Ashmore, AHEAD; Director Emeritus, Rice University、Carol Funckes, University of Arizona)を受講した(岡田)。
 また、調査としては、わが国で、聴覚障害者に関わるソーシャルワーカーが支援の際に意識している専門的力量及び研修の必要性について明らかにするためにアンケート調査の分析を行った。全国の聴覚障害者支援施設職員や相談員を対象に、郵送式自記式アンケート調査を実施し、その結果をまとめた。
 さらに福祉系大学に在籍し、ソーシャルワーカーを目指す聴覚障害学生の支援の現状について、アンケート調査を実施した。
研究成果の活用・
提供予定
調査の結果も含めて、研究の成果すべてを報告書として、インターネットで公開する。
研究成果物 国際交流による聴覚障害者対応のソーシャルワークの確立をめざしてPDFファイル(205KB)

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移住母子に対する災害リスク管理ソーシャルワーク

研究代表者氏名 社会事業研究所 特任准教授 山口幸夫
研究課題 移住母子に対する災害リスク管理ソーシャルワーク
研究結果の概要 本研究の目的は、散住地域の移住母子の災害リスクソーシャルワーク及び包括的な支援のあり方についての知見を得ることにある。その視点は当事者こそがそのニーズを知っている。“Nothing About Without Us” 私たちのいないところで私たちについて決めないで。外国籍等市民当事者主体の当事者によるの仲間のための支援づくりの仕組みの創造である。
このため被災三県における外国籍当事者が自らのストロンゲスと課題を母語で話し合う「被災外国籍等住民支援のための福島円卓会議」の開催を支援「後楽園円卓会議」を主催し、これらワークショップから移住母子を初めとした外国籍等市民のニーズと課題について知見を得た。当事者による団体はある程度形成されている、またその一部は高度な社会福祉的専門性をもつ専門職によって運営されている。一方日本の「当事者と支援者」の形は日本人が外国籍等市民の支援をする。舅姑と嫁婿のような関係が主流であったとの知見を得た、また外国籍等市民のエンパワメントをはかった。その詳細な結果は居住福祉研究へ論文として発表予定。
研究成果の活用・
提供予定
 厚生労働省の社会援護局の予算による社会的包摂サポートセンターの電話および同行支援による「よりそいホットライン」外国人専用ラインの運営に以下を寄与した。
☆『被災外国籍等住民支援のための福島円卓会議』(主催:社会的包摂サポートセンター、協力:アジア福祉創造センター)の企画・統括ファシリティエーターを務めた。
☆外国籍等市民のワークショップの分析から以下の提言を行い、災三県における外国籍等市民の自立支援のための改善を行った。
社会的包摂サポートセンター2013『被災外国籍等住民支援のための福島円卓会議』「福島円卓会議から得た外国語専門ラインの成果と課題について」
研究成果物 移住母子に対する災害リスク管理ソーシャルワーク アクションリサーチ
被災三県における外国籍等住民当事者のエンパワメントPDFファイル(249KB)

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多文化ソーシャルワーク エスニシティグループへの支援

研究代表者氏名 社会事業研究所 特任准教授 山口幸夫
研究課題 多文化ソーシャルワーク エスニシティグループへの支援
研究結果の概要 交流人口 コミュニティとの絆による エスニックコミュニティとそのアイデンティティの継承発展
「従来型ではない多様な戦略について知見を得た」
ブリザードによる空港閉鎖など予定した一部のインタビューはできなかった。限られた時間では合ったが、キーパーソンとの関係構築ができ社会福祉開発における伝統芸能とエスニックコミュニティ研究の端緒となる知見を得た。
北米太鼓の3つのパイオニア・グループ、1サンフランシスコ太鼓道場、2緊那羅太鼓、3サンノゼ太鼓、3の流れを汲む和太鼓のリーダーと面談、アメリカにおける新規移民が少なく拡散していく日系、従来のコミュニティベースではなく広域に散住する個人の文化的アイデンティティ求めるニーズにどう対応するか。広い意味での和太鼓の戦略は物的地域の定住人口の集住によってコミュニティを維持する戦略が採れないため、一定の伝統行事による(お盆など)広域にすむ日系コミュニティの文化継承発展をとっている。また日系やアジア系でない、アートとしての和太鼓の活動による広範なアメリカ市民への普及・太鼓ブームも広い意味では日系の文化継承に寄与している。これらは伝統文化をささえる交流人口を増やす為の多様な戦略であった。(執筆中の書籍(東信堂)の一部として発表予定)
研究成果の活用・
提供予定
大槌臼澤鹿子踊の伝統芸能を核とする復支援について
過疎地である被災地のコミュニティ継承発展について祭りには帰省する、故郷との絆をもちつづけ、それを希望の糧として大都市で仕事している。引退したらUターンして故郷で暮らす。また出身者でなくてもふるさととして地域貢献したい人々を引きつける。
福祉や観光産業も含め被災小都市が生き残りの復興をしていく上で参考となる知見を得た。
研究成果物 多文化ソーシャルワーク  エスニシティグループへの支援PDFファイル(167KB)

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ベトナム
宗教とソーシャルワーク;その異同と関係―仏教の場合

研究代表者氏名 社会事業研究所 特任教授 秋元樹
研究課題 ベトナム
宗教とソーシャルワーク;その異同と関係―仏教の場合
研究結果の概要  本研究は、ベトナム国立社会人文科学大学と淑徳大学、本センターの3年にわたる共同研究として本年度にスタートしたものである(昨年度は準備年度)。今回報告はその初年度の中間報告である。
 日本側の研究は、2回(7月、11月)のベトナム現地調査(6寺院と数カ所の関連施設訪問)により、ベトナム仏教寺院の提供するサービスの運営、方法について類型化の試みを行った。「直接支援施設運営型」「寺院セツルメント(隣保事業)型」等。
ベトナム側の研究は、主に文献研究により、「ベトナム仏教の歴史と社会における役割」「仏教とソーシャルワークの心理学的側面から見た類似性」「ベトナム仏教協会の慈善活動の概観」がまとめられた。
 8月にはワークショップを開催し両者の意見交換をするとともに、日本寺院、関連施設数カ所の訪問が行われた。
 ソーシャルワークを必要としている人々や問題に対して仏教はどのような活動をし、アプローチの方法をとっているか等の探究を通して、ソーシャルワークに対する仏教の貢献と限界を探ることをめざす。 
研究成果の活用・
提供予定
中間報告者が印刷され、研究参加者のほか、APASWE会員および日本社会福祉教育学校連盟会員に配布された。
研究成果物 THE ROLES OF BUDDHISM IN SOCIAL WORK Vietnam and Japan ―宗教とソーシャルワーク:その異同と関係―仏教の場合―
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このページは研究調整事務室が担当しています



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