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平成26年度

《発展途上国研究》 ベトナム
宗教とソーシャルワーク;その異同と関係―仏教の場合

研究代表者氏名 日本社会事業大学アジア福祉創造センター 客員教授 秋元 樹
研究課題

《発展途上国研究》 ベトナム
宗教とソーシャルワーク;その異同と関係―仏教の場合

研究結果の概要

 本研究は、ベトナム国立社会人文科学大学と淑徳大学、本センターの3年にわたる共同研究として24年度にスタートした。今年度は最終年度にあたり、以下の活動のほか3年間の研究活動を報告書としてまとめた。
 3月に南部のホーチミン、8月にホーチミンと中部のフエの現地調査
3月には淑徳大学において、12月にはベトナム国立人文科学大学ハノイにおいてワークショップ
 淑徳大学は、現地でフィールド調査を実施した仏教寺院や僧侶が取り組む社会福祉的実践形態の類型化を試み、最終年度では、この調査を通じて窺える現状を分析し、ソーシャルワークの視点からの提案を加え研究成果としてまとめた。
 また、ベトナム国立人文科学大学は3年間を通して共同研究に必要なバックグラウンドデータ・資料の提供および特に内面にフォーカスを当て独自に仏教のソーシャルワークへの貢献に関しての論文作成を行い、また、今年度ハノイワークショップでは、共同研究全体についての成果の討議、児童、老人、HIV/AID、心身障害者に対する援助・支援における仏教の役割の報告を行った。
 本センターは、現地調査やワークショップ、結果分析の議論に参加貢献するとともに、両大学間の調整、現地調査・ワークショップ開催に対してのコーディネート、3者の研究報告、論文をまとめ年次報告書を作成した。
 この共同研究は、ソーシャルワークを必要としている人々や問題に対して仏教はどのような活動をし、アプローチの方法をとっているか等の探究を通して、ソーシャルワークに対する仏教の貢献と限界を探ることをめざした。

研究成果の活用・
提供予定

最終報告書が印刷され、研究参加者のほか、APASWE会員および日本社会福祉教育学校連盟会員に配布された。概要はホームページに掲載される。2015年タイ・バンコクで開催予定の国際会議においても提供を考えている。さらに、この3年間の成果はセンターが27年度に実施予定の「宗教とソーシャルワーク―イスラム教の場合」の計画、実施、分析のスタート台、参考として不可欠の役割を担う。

研究成果物

ソーシャルワークにおける仏教の役割 : 日本・ベトナム比較研究 

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アジア太平洋地域ソーシャルワーク教育発展の歴史の中における
ソーシャルワーク地域連盟の生成と役割

研究代表者氏名

日本社会事業大学アジア福祉創造センター 客員教授 秋元 樹

研究課題 国際交流による聴覚障害者対応のソーシャルワークの確立をめざして
研究結果の概要

 本研究はアジア太平洋ソーシャルワーク教育学校連盟(APASWE)の設立背景と展開の歴史について、公募で選ばれたアジア太平洋地域の8カ国におけるソーシャルワーク教育の歴史という文脈で整理した3年間の国際共同研究報告である。1年目(平成24年度)はバングラデシュ・インドネシア・マレーシア・ネパール・スリランカのソーシャルワーク教育の国際化の歴史について、2年目(平成25年度)は上記の国々に加えインド・フィリピン・タイについて、ソーシャルワーク教育の国際化と現地化(インディジナイゼイション)について各国の研究者が自国で調査研究を実施、論文が提出された。最終年である平成26年度は全ての論文を俯瞰し、APASWE設立の背景と展開の歴史を整理し、アジア太平洋地域のソーシャルワーク教育の展開の歴史と地域連盟の果たした役割について研究した。
 3年間の国際共同研究を通じ、8カ国という限られた調査参加国ではあるが、ヨーロッパで生まれアメリカで醸成されたソーシャルワーク教育がアジア太平洋地域にある調査参加国に伝播した時から各国のソーシャルワーク教育の国際化と現地化は始まっておりAPASWEはその活動の核となる隔年会議開催や共同研究により西欧ソーシャルワーク教育を伝える役割(missionary)を担っていたという結論を得た。また本研究調査の参加者たちは、ソーシャルワークをプロフェションと捉える西欧ソーシャルワーク教育と各国の現実との摩擦があると報告しており、ソーシャルワーク教育の現地化について「ソーシャルワークを各国の現実・実情にあわせつつプロフェション化を目指すこと」と捉えていた。アジア太平洋地域におけるソーシャルワーク教育発展の歴史、ソーシャルワーク地域連盟の成長と役割について俯瞰的に捉えた本研究は、ソーシャルワーク世界定義にある地域レベル(Regional level)策定の途上にあるアジア太平洋地域全体ソーシャルワーク教育歴史研究の礎でありその意義は大きい。付け加えて本研究調査に参加したアジア太平洋地域のソーシャルワーク教育者・研究者を通じ地域レベルでの交流が活発化、本学が実施する国際共同研究への期待と本学の貢献がAPASWE会員に広く浸透したという効果も得た。

研究成果の活用・
提供予定
報告書はAPASWE加盟校(283校)、過去2年間の共同研究参加者及び協力者(20名)に郵送するとともに、平成27年10月にタイ・バンコクで開催されるAPASWE会議参加者、平成27年度実施が計画されているプロジェクトの関係者・協力者にも配布する予定である。
研究成果物

アジア太平洋地域ソーシャルワーク教育発展の歴史の中におけるソーシャルワーク地域連盟の育成と役割

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アジアの大規模災害被災地における障がい者の避難生活支援の実態調査

研究代表者氏名 社会福祉学部 教授 斉藤くるみ
研究課題

アジアの大規模災害被災地における障がい者の避難生活支援の実態調査

研究結果の概要

 本研究はこの防災、災害対応に対する国際的な流れを受け、アジアの大規模災害被災地での身体障がい者の避難生活の支援の状況調査を行うことを目的とする。
 調査は2013年11月8日台風により多数の被害者を生み出したフィリピン・レイテ島で2014年8月4日から16日まで斉藤くるみ、西田昌之のメンバーで聞取り調査を行った。
 現地ではフィリピン大学タクロバン校、フィリピン・アッシジ聖フランシスコ会デフセンター、タクロバン市福祉課の協力を受け、身体障がい者45名(内聴覚障がい者30名、視覚障がい者6名、その他身体障がい者9名)の聞取りを行うことができた。
 その結果、ほとんどの障がい者は災害前に台風襲来の警告を受けながら、家族・親類の指示に依存し、避難行動をおこすことはなかった。また被災後の生活は、障がい者に対する配慮はほとんど見られない。支援情報の提供は、聴覚情報に頼るものであったため、十分な情報が提供されたとは言えず、家族・親類への過度の依存を強める結果となった。また、ろう者の中には支援物資の配給が十分に告知されなかった事例も見られた。

研究成果の活用・
提供予定

・報告書による公表(『日本社会事業大学研究紀要』)
・報告書のフィリピン大学への提供
口頭発表
・西田昌之(2015)『聞こえない、見えない嵐~フィリピン・レイテ島における聴覚・視覚障がい被災者への聞き取りから~』国際基督教大学 アジア文化研究所 アジアンフォーラム 2015年4月14日

研究成果物 アジアの大規模災害被災地における身体障がい者の避難生活支援の実態調査―フィリピン・レイテ島のハイエン台風被害者
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このページは研究調整事務室が担当しています



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