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平成22年度

附属子ども学園における親支援プログラムの開発に関する研究

研究代表者氏名 社会福祉学部 教授 藤岡孝志
研究課題 附属子ども学園における親支援プログラムの開発に関する研究
研究結果の概要  本研究は、保護者が子どもの理解を深め、よりよい親子関係を構築すること、及び養育者の孤立を予防することを目的に、ペアレンティング・トレーニングプログラムを策定・実施し、その効果について検討した。合わせて、今後の親支援のあり方についてヒアリング調査をし、かつ、全国の障害児通園施設における親支援の現状に関する質問紙調査を実施した。
 1-(1)ペアレンティング・親支援プログラムの実施と効果の検討
 月一回の親支援プログラムを通して、日ごろの子どもとのかかわりを見直し、また、親自身の人生脚本を取り上げることで、子育てにおける特徴などを捉えなおした。また、愛着行動評定尺度をしてもらうことで、自分自身の養育行動を客観的にとらえることの意味を検討していった。
 1-(2)テキストマイニング法による親支援プログラムのデータ解析
 セッションでのやり取りのテープ起こしをし、そこで得られた電子テキストデータをテキストマイニング法によって分析していった。そのことで、参加者によって、特徴的な発語があり、支援のきっかけとして、この方法が臨床的に活用できる可能性が示唆された。
 2..親支援・親子支援に関するヒアリング調査
 親支援プログラムやアクセシビリティへの配慮などの親支援の方法は、子育て支援と直結していることが、ヒアリング調査でも明確になった。「親支援は、子育て支援そのものである」という考え方を前提にほとんどの施設で親支援が行われており、そのための工夫の蓄積が、もっと、全国で共有されることが必要であろう。本研究がその先駆けになることが期待される。
 3.親支援プログラム、ペアレンティング・トレーニングに関する質問紙調査
 (1)養育困難さと障害のありようの助長について;養育の困難感によってかえって、障害のありようが助長されていると考える子どもたちの割合が9.7%であり、昨年度の調査も10.9%であったので、1割が助長されている可能性があるとの昨年度の結論をほぼ検証できたと考えられる。(2)養育者の側に子どもの障害を助長していると思われる要因;子育てに関してイライラしている、発達への遅れへの焦りがある、子どもとじっくりと関われない、育児に自信が持てない、養育への満足度が低い、叱責が多い、と続いていた。その他にも、施設ごとの親支援プログラムについてまとめ、その課題などを分析した。親支援の実態が今回の調査で明らかになった。
 詳しくは、報告書を読んでいただきたい。
研究成果の活用
・提供予定
 研究成果については、平成22年度共同研究報告書「附属子ども学園における親支援プログラムの開発に関する研究」(2011年3月)をまとめ、全国の障害児通園施設などの関係機関1000か所にすでに送付した。なお、希望者について今後も送付の予定である。

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多領域における協働的子ども支援 ~ソーシャルワークの可能性を探る~

研究代表者氏名 社会福祉学部 教授 山下英三郎
研究課題 多領域における協働的子ども支援
~ソーシャルワークの可能性を探る~
研究結果の概要  ソーシャルワークは包括的なアプローチを特徴とする援助職であるが、わが国においては高齢者・障がい者・児童といった三つの領域に限定した実践が主流を占めてきた。ソーシャルワークが本来有すべき柔軟で全体的なアプローチは、むしろ市民団体の活動に見られるのではないかと考え、主として4つの市民団体に聞き取りを行った。それぞれの団体は独立しており相互の関係はないにもかかわらず、活動の理念や視点はほぼ共通しており、活動範囲も直接支援から制度改革にまで及んでおり、ソーシャルワークでいうところのミクロレベルからマクロレベルのソーシャルアクションまで実践していることが明らかになった。これらの活動はダイナミックであり、まさにソーシャルワークそのものと言っていい。
 ソーシャルワーク専門職は、ソーシャルワーク実践の可能性を高めるためには、領域を越えた活動をしている市民団体から学ぶことが多々あるという結論に至った。
研究成果の活用
・提供予定
 2010年度研究結果については、実習教育研究・研修センター2010年度年報に投稿した。また、日本福祉学会第59回秋季大会(2011年10月)にて発表し、多角的な検討を行う予定である。
 さらに今年度は、養成校教員・実習先指導職員と共に2009~2010年度の調査結果に基づいて、統計的データを整理し最終報告書をまとめ、全国の養成校及び本校実習先(施設・機関)に配布し、忌憚のない感想や意見を募る予定である。

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このページは研究調整事務が担当しています



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