成果物紹介 研究成果物のご紹介

教材紹介

『ソーシャルワーク実践事例集』

このソーシャルワーク実践事例集は、「ソーシャルワーク理論C」という科目において、受講生が自らの実践事例を分析した結果をまとめたものです。

「ソーシャルワーク理論C」という科目は、福祉現場での実践のスキルアップのために、客観的視点に基づいて実践の振り返りをすることを目的に開講しています。

まず、客観的な視点を身につけるために、ソーシャルワーク理論の学習から取り組み、「役割理論」、「自我心理学」、「課題中心アプローチ」、「コミュニケーション理論」の4つを取り上げ、小グループに分かれて理論の理解を深めました。その学習成果については資料として巻末に添付してあります。

各理論の視点をもとに、事例を考察していき、その事例報告を以下のような流れでまとめました。報告にまとめるにあたり、各事例の内容については状況理解に支障のない範囲で加工が施してあります。

授業の中では小グループに分かれ、それぞれ事例を報告し合い、ディスカッションをしながら考察を深めていきました。事例への対応策に終始せず、利用者や利用者を取り巻く状況の理解に努めました。理解をすることからアセスメントを深めていくことができたと思います。

自らの実践体験を言葉や文章にしていくという作業は、客観的な視点をもてなければとても難しいことだと思います。事例検討はそのトレーニングとして取り組んだものです。

『Good Practice』

本専門職大学院では、福祉現場における課題の抽出とその解決策、事例の検証、応用実践力の強化、さらにはスーパーバイザーとしての能力を身につけるために、福祉現場との連携を密にした実践的な実習教育を行っています。

この実習を通して、専門性に長けたソーシャルワーク技能と福祉センスを持って社会に高い付加価値を提供できる上級ソーシャルワーカーの養成を目指しています。

このテキストは、専門職大学院での実習のあり方、また院生が活用する年間学習計画、ポートフォリオについてまとめたものです。専門職大学院での学びは1年間という短い期間ですが、それ故に院生一人ひとりの1年間の達成目標を明確にし、常にそれを意識しながら学習を積み重ねるプロセスが大切です。そのためにもカリキュラムや実習のしくみを十分に理解し、自己の課題やテーマに沿って学習を深めていくことが求められます。このテキストが1年間の自己研鑽の道標となり、専門職大学院生として有意義な時を過ごされることを期待し作成しました。