
第9代理事長 潮谷義子:未曾有の試練を越えて
第9代理事長 潮谷 義子
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思いおこせば、県知事2期8年、私大学長1期4年を終え、慈愛園に復職を決意した頃、突然の理事長就任依頼を受けました。学部長・学長・理事長が短期内の間に急逝され、母校は極めて異例の事態。教職員も将来展望や質保証の計り知れない不安を覚えられ、難しい多くの課題が山積した日々でした。板山・石井・京極先生等からバックアップするから安心して仕事をするよう励まされ、郷里の先輩・古川貞二郎氏に支えられ、時間に追われる中で優先順位をつけ取り組む課題は“学長”を得ることでした。私の脳裡には、発言の豊かさと人権意識、著書に感ずる理性と視野の広さ、共生社会に立ち向かう社大の進路・カリュキラムを御指導下さるのは、神野直彦先生しかいない。なんとしても社大のためにという執念が達成された時の安堵感と冷汗は言葉に尽くせません。
掲載日:2025年4月23日
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第6代学長 京極高宣:社大の発展を支えた10年間
第6代学長 京極 高宣
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私は1995年から2005年の10年間、学長を務めたが、創立50周年記念が思い出深かった。それは、当時の天皇・皇后両陛下(現上皇・上皇后両陛下)のご行幸啓を賜った式典(衆参議長・副議長、厚相を伴う)であった。幾多の難問や抵抗を克服して、その後の社大の発展に寄与したといわれる。もう一つは財政再建で、それには歴代理事長、穂積事務局長の協力も不可欠であったが、多様な資金獲得により当時約18億円の基金を得た。これは最も苦労したが、私の口からは表立って話すことなく、秘密のベールの下におかれ、その後費消された。最後には、大学再建に向けての教職員、特に教員の団結・協調が不可欠であったが、残念ながら、私の学長退任以降、必ずしも実現しなかったようにみえる。
※写真は介護保険をめぐる2001年韓国国会のシンポジウムでの私の発言風景。
掲載日:2025年4月23日
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第9代学長 大島巌:社大の使命と専門職教育の深化
第9代学長 大島 巌
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学長在任中に創立70周年を迎えて、記念事業や準備期間中に全国各地で活躍する卒業生等と共に社大のこれまでを振り返り、英語名称で唯一ソーシャルワークを名乗る大学として、福祉実践家が生涯にわたり資質と力量向上をはかる社大の役割を様々に議論しました。研究大学院に福祉プログラム評価履修コースを設置して、専門職大学院と共に、各地の実践家が生涯にわたり専門職としての実践力を向上できる実践研究方法論を学ぶ体制を構築できたことも印象に残っています。
掲載日:2025年4月23日
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第10代学長 神野直彦:学び合う喜び、語り合う幸せ
第10代学長 神野 直彦
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学長に就任して間もなく、学生たちから学長の講義を受けたいとの声があがった。そこで単位にならない、ただ「学び合う」だけの私の講義を設定してもらった。学生たちは食事を共にしながら、夜遅くまで私と語り合ってくれた。この語り合いから、他者の幸福のために献身しようとする学生たちの使命感に触れ、私の「魂」は打ち震えた。それは残り少なき私の人生にとって、心の洗われる至福の時となっている。
掲載日:2025年4月23日
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生まれ変わっても社大生になりたい
吉池 樂世
卒業年 : 2024年
所属していた学科 : 福祉援助学科
現在の所属 : 府中市社会福祉協議会 地域活動推進課
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日本社会事業大学で、かけがえのない出会いに恵まれた4年間を過ごさせていただきました。家族のような大切な友人との出会いがありました。多くの方の支えで今の自分があります。
掲載日:2025年4月23日
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「福祉とは、生きるとは何か」を語り明かした日々
垣本 祐作
卒業年 : 2009年
所属していた学科 : 福祉援助学科
現在の所属 : ドットライングループ 代表取締役 兼 グループCEO
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社会福祉に対して想いを持った同級生・先輩・後輩との出会いが最も印象的でした。お互いを高め合える環境であり、彼らとともに「福祉とは、生きるとは何か」といった哲学的な問いについて真剣に語り明かした日々は忘れられません。今も「一生の信頼できる仲間」として交流しています。
他の大学では絶対にありえない深い人間関係を築くことができるのが日本社会事業大学の特徴であると思います。
掲載日:2025年4月23日
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今の私に力をくれるもの
朝倉 香織
卒業年 : 1991年
所属していた学科 : 社会事業学科
現在の所属 : 鳥取県社会福祉協議会
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大橋ゼミは、学内でイベントを企画するなど他とはちょっと違うゼミでした。特に4年生の時は、大橋先生不在の期間もあり、いろんなところに出かけては話を聞き、時間を見つけてはサブゼミで議論を繰り返す毎日。まとめたゼミ論文を報告するゼミ合宿も想い出深いイベントの一つです。昼間の真面目な学びの時間と夜の楽しい時間。メリハリの大事さもゼミで大橋先生から学びました。「大橋ゼミは大変そうだ」とその後のゼミ生がとても少なかったとか。。。
掲載日:2025年4月23日
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仲間と過ごした、かけがえのない時間
本多 研治
卒業年 : 2010年
所属していた学科 : 福祉援助学科
現在の所属 : ドットライングループ
教育 / 児童福祉領域 事業部長
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生協組織部としてフェスタを開催したこと、新入生に向けて「ちょっぱや(入学前交流会)」を企画運営したこと、またダンスサークル公演のために夜遅くまで大講の前で汗を流したことはかけがえのない思い出です。
掲載日:2025年4月23日
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つなぐことの楽しさ
北藤 遥香
卒業年 : 2019年
所属していた学科 : 福祉計画学科
現在の所属 : 豊島区民社会福祉協議会
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学生ボラセンスタッフ1stepを立ち上げ、初代代表として仲間と一緒に企画から実行まで頑張りました。他大学との交流や地域イベントに参加して、大学と地域をつなげることができたのが印象的です。みんなで協力して活動しながら、人とのつながりやチームワークの大切さを実感しました。この経験が、今に活きています。
掲載日:2025年4月23日
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コロナ禍を乗り越えた学生生活
久高 麻那子
卒業年 : 2024年
所属していた学科 : 福祉計画学科
現在の所属 : 立川市社会福祉協議会
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大学入学と同時に新型コロナウイルスが流行し、入学式の中止や、オンライン授業への切り替え、課外活動も自粛になる等、さまざまな制限や混乱のあった学生時代でした。大学3年生から、制限の緩和に伴い、社会福祉士の実習やサークル活動(軽音のライブ)、海外スタディツアー(シドニー)の参加、卒論、国試勉強と忙しくもあり、楽しい日々を過ごすことができました。その時の思い出は今でも色濃く残っています。
掲載日:2025年4月23日
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語り合い、笑い合ったあの時間
高橋 駿太
卒業年 : 2024年
所属していた学科 : 福祉計画学科
現在の所属 : ドットライングループ 就労継続支援B型事業
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在学中は、友人と実習のことを夜遅くまで語り合った日々が印象に残っています。また、サークル活動を通じて先輩や後輩とつながり、仲間と一緒にバーベキューや中夜祭などのイベントを楽しんだ時間は、これからも大切にしたい思い出です!
人とのつながりに恵まれ、温かい仲間に囲まれて過ごした学生生活でした!
掲載日:2025年4月23日
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夕景の山中湖畔
岩﨑 正志(過去)
卒業年 : 1990年
所属していた学科 : 社会事業学科
現在の所属 : 社会福祉法人島根県社会福祉協議会
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原宿3年・清瀬1年の学生生活は、たくさんの忘れえない思い出がありすぎて書ききれないのですが、あえて一つ上げるとすれば「オリキャン」でしょうか。
ソフトボール大会やキャンプファイヤー、懇親会でのスタンツなど全てが楽しい思い出ですが、なかでも山中湖畔で夕焼けを見ながら友と語り合った情景は、昨日のことのように思い出されます。
掲載日:2025年4月23日
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大学生活での経験が今にも生きる
染倉 有希
卒業年 : 2017年
所属していた学科 : 福祉計画学科
現在の所属 : つくば市役所
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自治寮である松窓寮での寮務や寮生活は、生活と運営を両立させるいい経験でした。
また社大に複数あるボランティアサークルに参加し、清瀬市周辺の福祉施設などでイベントを企画したり、東日本大震災の被災地ボランティアに参加したことは、とても貴重な経験で、今の福祉職としての礎になりました。
掲載日:2025年4月23日
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ゼミでの学び
井上 満遥
卒業年 : 2023年
所属していた学科 : 福祉援助学科
現在の所属 : 中野区役所
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ゼミでの学びが印象に残っています。各学生が興味関心がある内容を調べて発表をするため、自分が知らないことを学ぶことができたり、学生同士の意見を聞くことで、自分の考え方の傾向を知ることができたりと多くのことを吸収できました。
掲載日:2025年4月23日
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プレキャンパスで後輩達のために奮闘!
玉城 裕朗
卒業年 : 2019年
所所属していた学科 : 福祉計画学科
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所属していた社大福祉ネットワーク内の企画にて行われたプレキャンパスですね。その時、私は代表を務めておりました。当時の新1年生の出欠メールの返信、会場設営等、大変な事は多かったですが、新1年生が楽しんでくれた事は、非常に良い思い出となりました。
後日、同時に所属していた混声合唱団菩提樹のサークル紹介で伴奏を務めていたために、後に入ってきてくれた後輩から「プレキャンパスにいた人」と言われたのは言うまでもないですが(笑)
掲載日:2025年4月23日
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山の中で育まれた、かけがえのない仲間との絆
倉澤 聡
卒業年 :2016年
所属していた学科 :福祉計画学科
現在の所属 :社会福祉法人栃木県社会福祉協議会
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学業に励んだ時間もさることながら、一番の思い出はやはり仲間との出会いでした。ワンダーフォーゲル部で山を歩きながら、学業のこと、学生生活のこと、将来のこと、様々なことを語り合いました。ふとした瞬間に思い出しては、あの頃の空気や景色、仲間の笑顔が心によみがえります。
掲載日:2025年4月23日
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木造小屋と夜の語らい、原宿の記憶
中島 篤
卒業年 :1990年
所属していた学科 :児童福祉学科
現在の所属 :杉並区社会福祉協議会 生活支援課長
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原宿舎で3年間過ごしました。不思議な空間にあふれていた校舎と木造小屋の学生会館には、たくさんの思い出がつまっています。今では考えられませんが、朝まで飲んで語り合い、この空間だけが昭和の良き時代を醸し出していました。“文化”は夜に育まれるという言葉を実践できた原宿での3年間でした。
掲載日:2025年4月23日
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“自分なりの福祉”に出会えたゼミの時間
渡部 楓
卒業年 : 2015年
所属していた学科 : 福祉計画学科
現在のご所属 : 社会福祉協議会
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学生生活で印象に残っていることは、3~4年次に所属したゼミでの学びです。特に、合宿で参加した“地域福祉実践研究セミナー”で福祉の第一線を走る様々な立場の方から現場のお話を伺えたことは、自分なりの福祉を考える貴重な機会となりました。学生の段階で全国各地の福祉に触れる機会をいただけたことにとても感謝しています。
掲載日:2025年4月23日
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原宿と清瀬、私を育てた二つのキャンパス
渡辺 一城
卒業年 : 1990年
所属していた学科 : 社会事業学科
現在の所属 : 天理大学
日本社会事業大学同窓会 奈良県支部長
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私は、学部生として原宿で3年間と清瀬で1年間、また大学院生として清瀬で2年間学んだ、両方の校舎を知っている世代です。原宿ではサークル活動や新入生歓迎実行委員会の活動であの古い学生会館に入り浸り、清瀬では(もちろん研究のため!)実習助手の研究室をしょっちゅう出入りしていたことが思い出されます。そんな経験が今の私を形づくっています。
掲載日:2025年4月23日
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50年前の問いかけ、今も胸に
阪野 貢
卒業年 : 1970年
所属していた学科 : 社会事業学科
現在の所属 : 市民福祉教育研究所
日本社会事業大学同窓会 岐阜県支部長
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社大での学業生活は、榛名湖畔で実施されたオリエンテーションキャンプから始まった。グループ討議の際に、「われわれ学生は社会の寄生虫ではないか?」といった発言がなされた。それに対して、同席していた某教授が間髪入れず、「それは違う!学生は明日の社会の創造し変革する存在であり、そうでなければならない」と断じた。田舎育ちのぼんやりとした私にとっては、自分の考えの甘さを思い知らされた一瞬であった。50年以上も前のことであるが、なぜかこのことだけは記憶に残っている。大学紛争が社会問題化していた時である。
掲載日:2025年4月23日
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一人じゃないと気づけた場所:通信課程の学びと絆
谷口 千代子
卒業年 : 2002年
所属していた学科 : 通信教育科社会福祉士養成課
現在の所属 : 居宅介護支援事業所まつお管理者
日本社会事業大学同窓会 熊本県支部長
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通信の学生には、社会人で、介護・福祉・医療機関・行政などに勤務されている方がほとんどでしたので、グループワークや休み時間などに、いろいろな仕事の内容、かかえている課題、悩みなどを共有でき、同じようなことで悩んでいることがわかり一人ではないことが分かり安心したことを覚えています。また、皆さんと一緒に中庭で昼食を食べたり、売店や図書館などに行ったことが学生時代に戻ったようで、とても楽しい思い出です。教えて下さる著名な先生方から直接お話を聞くことができ感激でした。実践してきたことが間違っていないことが分かり、可視化できたことが、その後の仕事の励みになりました。とても充実した楽しい学生時代でした。
熊本の通信の1期生の仲間と支部活動を楽しくしています。
掲載日:2025年4月23日
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新宿の焼鳥屋で学んだ福祉の根本
加藤 裕二
卒業年 : 1979年
所属していた学科 : 児童福祉学科
現在の所属 : 社会福祉法人オリーブの樹
日本社会事業大学同窓会 千葉県支部長
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私が一番思い出に残っているのは大橋先生のゼミのことです。先生はまだ若く30代でした。熱意にあふれた講義も大変印象に残っていますが、大橋ゼミといえば酒が付き物でゼミの後にはしばしば飲みに連れて行ってくれました。飲み学ぶことこれこそが大橋ゼミの神髄であり、新宿の焼鳥屋で飲みながら福祉の根本について教えていただき、それが卒業後の仕事の糧になりました。
掲載日:2025年4月23日
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夕陽を背に追い続けた白球
林 一
卒業年 : 1985年
所属していた学科 : 児童福祉学科
現在の所属 : 長崎純心大学
日本社会事業大学同窓会 長崎県支部長
Messages
東郷記念館の端に沈んでいく夕陽を背に浴びながら、ひたすらに白球を追っていた日々。私の学生時代の忘れえぬ思い出として、鮮やかによみがえってくるのは、この準硬式野球と先輩から引き継いだ湯島天神近くの焼き鳥屋のアルバイトでした。良き先輩や仲間に恵まれた4年間でした。
昨年の秋、40年ぶりに当時のメンバーと再会し、夜通し語り合うことができました。あの頃のグランドの熱気や風の清々しさがよみがえり、今はそれぞれのポジションで立派に役目を果たしている仲間の活躍に勇気をもらった一日でした。
掲載日:2025年4月23日
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福祉の現場から学んだ多様性とアイデンティティ
高橋 英樹
卒業年 : 1980年
所属していた学科 : 社会事業学科
現在の所属 : 日本社会事業大学同窓会 新潟県支部長
2023年3月新潟大学定年退職
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福祉に遍在するサークル活動、重度障害のある人や極貧の生活を経て大学に辿り着いた人などを包む多様性のある寮生集団、「山谷のおじさんたち」の餓死を防ぐため、年末年始に保護するアルバイト、「政策が優位か、援助実践に内在する固有な価値が優先か…」などの他愛もない論争。こうしたエピソードに象徴される日常は、何も知らない若者のアイデンティティにソーシャルワークの価値を組み込む機能を果たしたと回顧しています。
掲載日:2025年4月23日
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福祉現場と学問の橋渡し―社大大学院での学びと成長
上地 武昭
卒業年 : 1992年
所属していた学科 : 大学院社会福祉学研究科
現在の所属 : おきなわ地域福祉研究会主宰
日本社会事業大学同窓会 沖縄県支部長
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さて、私と社会事業大学(以下「社大」と書く)とのかかわりは地元の社会福祉協議会の職員をしている時に、“あの方は社大で3ヶ月ほど研修を受けてきた”、“あの方は社大の卒業生である”とか聞く機会が度々ありました。その方々は民生委員であったり社会福祉協議会の役員であったり県の福祉職や福祉施設の管理職等でありました。また県外の社会福祉の現場で実践している方々がシンポジストになったり、教科書に出てくる方々が助言者になり研修会を社大卒業生や社大と共催して開催していました。そのような研修会に参加して社大への関心や憧れを持った記憶があります。
焦土化とした沖縄が米軍の施政権下で県民の福祉政策を展開していく中で社大の卒業生の果たした役割は大きなものがありました。本土と異なる行政琉球政府の関係で独自に沖縄社会福祉事業法をはじめ生活保護法、児童福祉法、母子福祉法、身体障害者福祉法、精神薄弱者福祉法などの社会福祉法を沖縄独自に法律制定する必要がありその制定に卒業生が大きく寄与した事であります。
縁あって社大大学院が開設されて1900年(院前期2期生)から社大で学ぶ機会を得ることができましたが田舎生まれの田舎育ちの私にとって原宿から清瀬に移った社大の清瀬キャンパスは最適そのものでした。大学院での講義は現場実践と学問の理論との違いを学ぶ最高の機会でありましたがある面では思考回路の修正やギャップを実感する機会も多々ありました。
入学した1990年代は、社会福祉士制度がスタートして間もない時でしたし、2000年に導入予定の介護福祉制度についての議論や制度設計の舞台裏等について直接制度設計に携わっている先生方々から直接学ぶ機会もありました。働きながら学ぶ院生達と飲み会を通して福祉現場のことを多く学ぶ機会がありました。日本地域福祉学会の大会準備に携わったり、全社協でアルバイトをさせてもらったり、ゼミで東北や北陸の市町村社協に行く機会もありました、沖縄では体験できないことを2ヶ年間で学ぶことになりました。修了後は社大卒業生の方々との交流や同窓会の支部活動、微力ながら先輩方の影響で社会貢献活動等にも参加させてもらっています。
掲載日:2025年4月23日
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心が躍る学生時代と原宿校舎の記憶
村井 志朗
卒業年 : 1983年
所属していた学科 : 児童福祉学科
現在の所属 : 石川県白山市社会福祉協議会会長
日本社会事業大学同窓会 石川県支部長
Messages
学生時代のことは自分の人生を振り返る中で心が躍り、満たされた期間であったように思います。原宿校舎は旧海軍記念館を学舎とし、玄関ホールの中央に立つ大理石柱、建物の中は真夏でもひんやりした空気感を漂わせ、年季の入った木造の学生会館、雑木とともにあったグラウンド等々、今でも鮮明に蘇ってきます。原宿警察署が開設され面影はなくなりましたが、当時グラウンドに続くロマンス坂と呼ばれた坂道がわずかにその名残りを止め、いわゆる大学キャンパスとは異質の原宿校は忘れられない自慢の校舎です。
掲載日:2025年4月23日
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社大での学びが今に活きる
林田 恒正
卒業年 : 1963年卒
現在の所属 : 古城すこやかクラブ連合会 会長
日本社会事業大学同窓会 福井県支部長
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今年、85歳を迎え、毎日忙しい日々を過ごしています。これも社大で社会福祉という人の役に立つ事業について学んだお蔭だと感謝しています。現在、経費老人ホーム、自閉症児施設など社会福祉法人の理事長をはじめ、老人クラブなどの活動のお世話や、障害を持った人との「卓球バレー」の交流や「フレール予防体操」や「ウォーキング活動」に参加し、健康維持と楽しい人生を過ごすように努力しています。
掲載日:2025年4月23日
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思い出のロマンスカーと、仲間たちと
高松 孝幸
卒業年 : 1975年
現在の所属 : 日本社会事業大学同窓会 茨城県支部長
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私は3年編入のため社大生活は2年間という短いものでしたが、楽しい思い出があります。①世話になった古川先生のゼミで鎌倉の宿までロマンスカーで酒を飲みながら行ったこと。②小松ゼミで「脊髄損傷患者の生活実態調査」でペーパードライバーの私が大学公用車で名古屋まで資料を取りに行き合宿したこと。③卓球同好会の皆さんに暖かく迎い入れてもらい現在も交流できていることなどです。
掲載日:2025年4月23日
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人間の生きる権利を学んだ日々
山本 圭介
卒業年 : 1965年
所属していた学科 : 社会事業学科
現在の所属 : 山口県立大学名誉教授
日本社会事業大学同窓会 山口県支部長
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昭和36(1961)年4月から4年間、社大で学生生活を送りました。今から60年前のことです。アルバイトばかりする貧乏学生でしたが、大学では常勤、非常勤を含め我が国の社会保障、社会福祉の進展に影響を与えた先生方のいろいろな講義を受けました。その中で小川政亮先生の「社会事業法制」、仲村優一先生の「ケースワーク」等の講義を通じて朝日訴訟や公的扶助ケースワークに大きな関心を持ち、「人間の生きる権利」「対象者の立場にたった支援」等学んだように思います。
掲載日:2025年4月23日
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廃寮反対運動、そしてあの時代
末長 秀教
卒業年 : 1985年
所属していた学科 : 児童福祉学科
現在の所属 : 大阪市西淀川区役所保健福祉課
日本社会事業大学同窓会 大阪府支部長
Messages
第2松窓寮(男子寮・文京区)廃寮反対運動を思い出の一つとして記す。当時、運営は寮生自治体で行う中、大蔵省所管の木造の寮は消防署から「5分で焼失」との指摘を受けた。2年の寮長の時「入寮停止」と入試要項に掲載されたため、入試会場前で「入寮可能」のビラをまき、原宿校舎で廃寮反対ハンストを決行。学生自治会の尽力により学生大会成立し、大学側と団体交渉、完全撤廃となった。すでにノンポリ大勢であった時代の話である。(運動方針は諸先輩が立案、私は傀儡の寮長であった。)
掲載日:2025年4月23日
※所属や役職・学科は、掲載当時の情報となります。

盲人用信号機設置の署名活動
土居 泰寛
卒業年 : 1977年
所属していた学科 : 社会事業学科
現在の所属 : 日本社会事業大学同窓会 高知県支部長
Messages
大学に入学して全盲の同級生が寮に居たので、友人と交替で寮から大学まで電車通学をしていました。
しかし、一人で通学できるようにならないかと考え、原宿駅前に盲人用信号機を設置して欲しいと、友人達と駅前で署名活動を行い、渋谷区役所にもっていきやっと実現しました。このことを通して、全ての人に平等な社会基盤の整備が必要だと痛感したものでした。
掲載日:2025年4月23日
※所属や役職・学科は、掲載当時の情報となります。