教員 × 院生対談
心強い後押しを受け、安心して研究に挑める環境から、対話型福祉教育を地域へ広げる
金親:「地域における対話型福祉教育としてのヒューマンライブラリー」をテーマに研究しています。具体的には、人を本に見立てて対話し、相手への理解を深める「ヒューマンライブラリー」の実践をベースに、地域の対話型福祉教育の可能性を探っています。最初は教育機関での展開を想定していたのですが、研究を進めるうちに地域を巻き込んでこのような取り組みを行う必要があると考えるようになりました。現在は、勤務先である社会福祉協議会で実際にヒューマンライブラリーの企画・運営にも携わっています。
菱沼:私の専門は地域福祉ですが、ゼミには教育や司法と関連づけた研究を行う学生もいます。各自の問題意識を尊重しながら、まずは先行研究のレビューに徹底して取り組んでもらうことを大切にしています。これまでの知見を丁寧に紐解くことで、研究の社会的意義を明らかにする力を養ってほしいからです。
金親:研究を始めた当初は「対話型福祉教育」は先行研究も少ないため、悩む場面が多くありました。そんなとき、先生がこのテーマの重要性に共感し、背中を押してくださったおかげで前に進むことができています。
菱沼:学部時代から、よく研究室に足を運んでくれていますよね。私は学生が研究に行き詰まっているときには、じっくり話を聴くようにしています。金親さんの、今後の展望は?
金親:博士後期課程への進学も視野に、職場である社協でのヒューマンライブラリーの取り組みを広げます。理論と実践の両輪で地域福祉に貢献したいです。
菱沼:応援しています。困難を抱えている人たちのために、ともに学び続けましょう。

金親 萌 さん(左)×菱沼 幹男 教授(右)
※インタビュー内容は取材当時のものです。