修了生インタビュー

  • 博士前期課程修了
三野輪 隆広さん

2021年3月 研究大学院 社会福祉学研究科 博士前期課程修了
旭児童ホーム 児童家庭支援センターおおいけ 勤務

児童相談所の人材育成から設計コンセプトまで
具体的な事例を研究

現在は児童家庭支援センターで、子どもと家庭の多様な課題に向き合う支援を行っています。大学院では、東京都の区立児童相談所の開設にまつわる取り組みを研究テーマに取り上げました。児童相談所の設計において、地域の支援体制や文化がどのように反映されているのか、また実務経験者が少ない中で人材をどう育成していくのかなど、児童福祉行政の再編に伴う実践的な課題に焦点を当てました。こうした研究で得た知見は、現在の仕事にも直結しており、児童相談所との連携時には、どう動けばより効果的な支援につながるかを考える際の大きな指針となっています。今後も、子どもの声に丁寧に耳を傾け、家庭のwell-beingに寄り添えるよう、実践力を高めていきたいです。

田中 理咲子さん

※掲載内容は取材当時のものです。

学びを深めるきっかけ
卒業研究での悔しさ

大学の卒業研究で児童相談所のエキスパートにインタビューをした際、知識不足から理解できない点が多く悔しい思いをしました。その経験が原動力となり、大学院では文献や行政資料を徹底的に読み込むことで、知識の土台を築きました。今も現場での実践を支える基盤となっています。