修了生インタビュー

  • 満期退学
佐藤 惟さん

2018年3月 研究大学院 社会福祉学研究科 満期退学
2021年学位授与
淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科 勤務

ソーシャルワーカーの社会的承認を広めるために
教育と研究で尽力したい

介護現場での経験を経て、社会福祉を学び直したいという思いから進学しました。現場で見た高齢者の姿から「人生の最終段階をどう支えるか」に関心を持ち、博士論文ではひとり暮らし高齢者の「意思決定の準備」に焦点を当てました。介護支援専門員とのインタビューを通じ、医療・ケアにとどまらず、葬儀や相続なども含めた"人生の会議"の重要性を実感しました。現在は大学で高齢者福祉を教えながら、社会福祉士の養成にも携わっています。研究・教育と現場経験を生かし、学生が現実社会に貢献できるような指導を心がけています。仕事と学業の両立、博士課程の満期退学など、決して順風満帆ではありませんでしたが、多くの方の支えと制度に助けられ、今の自分があります。今後は実習の質の向上や資格制度の在り方にも関わりながら、現場と教育の橋渡しをしていきたいです。

田中 理咲子さん

※掲載内容は取材当時のものです。

学びを深めるきっかけ
多様な出会いが促した学びの姿勢

大学院進学後、年齢も経歴も多種多様な同期や先輩・後輩との出会いはとても刺激的で、学びを深める上で大きなモチベーションになりました。また、経験豊富な先生方から丁寧なご指導をいただいたことが、知識の面でも研究に向き合う姿勢の面でも、大きな財産となっています。