教員メッセージ

小原 眞知子 教授

前期課程の方へ

社会福祉実践は理論の両輪で検討する必要があります。前期課程を通して、社会の動向を見据えた重要な研究テーマに取り組み、その成果を社会に還元してほしいと願っています。

後期課程の方へ

後期課程では、社会福祉を実学として客観的にエビデンスを提示し、研究テーマに沿って検証していくプロセスが必要です。各自のテーマを博士論文にする道のりは容易なことではありませんが、貴方の研究が社会に貢献できることを期待しています。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

1991年、日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学博士前期課程修了(社会学修士)後、日本医科大学第二病院、医療ソーシャルワーカーを経て、2000年、久留米大学文学部社会福祉学科講師、准教授。2005年、日本女子大学大学院人間社会研究科博士後期課程修了(社会福祉学博士)。2007年、東海大学健康科学部、准教授、教授を経て、2015年より現職。

【主な研究分野】

ソーシャルワーク理論・援助技術開発、保健医療福祉領域、高齢者福祉領域、国際ソーシャルワーク領域

【著書】

『統合的短期型ソーシャルワーク―ISTTの理論と実践』(監訳、金剛出版、2014)など

有村 大士 教授

前期課程の方へ

ゼミにおける受講生、及び教員との対話を通して、考えを深める作業を大事にしてもらいたいと思います。研究テーマに向き合い、考える作業を進める中で、自分自身の「考える」意味や意義も変わってくることと思います。こだわりと柔軟さは一見矛盾するようですが、共に大切なものです。

後期課程の方

自立した研究者として、考える時間と過程を大切にしてください。文献を整理し、論文の焦点を絞る過程では、自分自身の持つ価値観や研究の意味に迷うことも多いことかと思います。自分自身が対象の本質を捉えているのかを問い研究の社会的意義を見失わずに研究を深めていただきたいと思います。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

日本子ども家庭総合研究所 子ども家庭福祉研究部 主任研究員。

【主な研究分野】

子ども家庭福祉。児童相談所、市区町村における子ども虐待対応、児童福祉施設など

【著書】

『ファミリー・グループ・カンファレンス;子ども家庭ソーシャルワーク実践の新たなモデル』(共訳、有斐閣、2005)/『子ども虐待(新版)』(共著、有斐閣、2008)/『一時保護所の子どもと支援』(共著、明石書店、2009)/『子ども家庭福祉の世界』(共著、有斐閣、2015)/『子ども家庭福祉』(共編著、ミネルヴァ書房、2016)など

小田 美季 教授

前期課程の方へ

前期課程では、研究をしていくための基礎を身につけるというのはどういうことかを自分自身で経験しながら考え、修了時には「研究の素養がある」状態の第一段階を築けたという実感がもてることを目指してください。

後期課程の方へ

後期課程では、前期課程での基礎習得に加えて、研究に対する自分の時間とエネルギーの捻出できる計画と動機付けを受験前から念入りにしておくことが次の段階へとつながります。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

ケルン大学で教育学博士号(Dr.paed.)取得。ドイツからの帰国後、看護大学、福祉系大学などの専任教員を経て、2013年4月に本学着任。

【主な研究分野】

地域研究(日本とドイツ語圏の社会システムと社会的活動に関する比較研究)

【著書】

「精神科治療における家族支援」(分担執筆(『海外における家族への行政的、社会的支援の動向:ドイツの家族支援』)、中山書店、2010)

梶原 洋生 教授

前期課程の方へ

高齢者保健福祉の関連法について学び、解釈の論理について理解を深める。自己の課題とする法現象を体系的に考究する。係る法は多岐にわたるが、法の趣旨並びに法理を探り、その齟齬や制度リスクを研究する。

博士前期課程

【略歴】

新潟医療福祉大学社会福祉学部社会福祉学科准教授、昭和女子大学人間社会学部福祉社会学科准教授を経て現職。

【主な研究分野】

福祉法学、司法福祉

【著書】

『福祉と医療の法律学』(インデックス出版、2001)/『ホームヘルパーの医療行為』(共著、一橋出版、2002)/『介護福祉のための法学』(編著、弘文堂、2008)

蒲生 俊宏 教授

前期課程の方へ

日本知的障害関係施設史研究を中心に、社会事業や特殊教育の歴史に学びます。現場に残されている一次史料(データ)に向き合い、そこから何が見えてくるのかを共同討議したいと思います。

博士前期課程

【略歴】

筑波大学博士課程心身障害学研究科中途退学。国立秩父学園(国立知的障害児施設)指導課(厚生教官・児童指導員)。日本社会事業学校専任教
員(実習主任)を経て日本社会事業大学社会福祉学部教員。

【主な研究分野】

日本知的障害関係施設史研究・施設福祉と従事者(養成)・障害者福祉と障害者教育の歴史

【著書】

第四章 福祉施設における学校教育の補完とその独自性」中村満紀男(編著)『日本障害児教育史[戦後編]』(分担執筆、明石書店、2019)/「久保寺保久」津曲裕次(監修)『天地を拓く 知的障害福祉を築いた人物伝』(共著、日本知的障害者福祉協会、2013)/『知的障害者教育・福祉の歩み 滝乃川学園百二十年史』(分担執筆、滝乃川学園、2011)など

木村 容子 教授

前期課程の方へ

自身の研究においてソーシャルワークのどのような価値と理論をもって事象を説明立てるのか、あるいは実践のあり方等を実証していくのか、社会に対するアカウンタビリティを果たしうる研究の基礎力を養いましょう。

後期課程の方へ

ソーシャルワークの価値や実践理論等理論的枠組みをもって、客観的にエビデンスを導く実証的なソーシャルワーク研究を志向していきましょう。そのためのクリティカルな思考や研究方法を習得する個別指導やピアの良さを活かした授業・ゼミを行っていきます。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

1993年、関西学院大学大学院社会学研究科博士前期課程修了(社会学修士)。1995年、(米国)コネチカット大学ソーシャルワーク大学院修士課程修了(Master of Social Work)。2010年、関西学院大学大学院人間福祉研究科博士後期課程修了(博士・人間福祉)。社会福祉法人愛和会・中筋児童館館長、京都光華女子大学准教授等を経て、現職。

【主な研究分野】

子育て支援、社会的養護、ソーシャルワーク実践理論・方法論

【著書】

『被虐待児の専門里親支援―M-D&Dにもとづく実践モデル開発―』(相川書房、2012)/『子ども家庭福祉<第3版>』(共編著、ミネルヴァ書房、2021)/『ソーシャルワーク論』(共編著、ミネルヴァ書房、2019)など

下垣 光 教授

前期課程の方へ

高齢者福祉の特に認知症に関連する領域における福祉・介護の領域の研究は、現実を変えていく実践につながるものが求められます。内外の先行研究の検証及びフィールドワークによる実証的な研究の指導をしていきます。

博士前期課程

【略歴】

日本大学大学院博士後期課程満期退学。1987年から1996年まで聖マリアンナ医科大学病院神経精神科において診療技術員として痴呆性老人デイケア及び家族支援を行う。1996年より本学社会福祉学部の教員となり、現在に至る。

【主な研究分野】

認知症高齢者の支援(直接援助における対応、在宅介護、家族援助)、高齢者のグループワークの方法論、認知症高齢者の環境を活かした支援(特に環境づくり)、認知症の普及啓発などによる地域支援、地域包括ケアシステムにおける医療・保健・福祉の連携

【著書】

『写真で見せる回想法』(共編著、弘文堂、2004)/『PEAPにもとづく認知症ケアのための施設環境づくり実践マニュアル』(共編著、中央法規出版、2010)/『在宅で暮らす認知症のある人のためのケアプラン作成ガイド』(編著、中央法規出版、2013)など

竹内 幸子 教授

前期課程の方へ

データに基づいた論文を理解し、また、調査結果に基づいて客観的な主張を展開するためには、統計的な考え方や、用いている解析に対する理解が必須です。基本的なところは全員に理解していただきたいと思って授業を担当しています。

博士前期課程

【略歴】

1982年、東京大学理学部物理学科卒業。1987年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士号取得。理化学研究所、Drexel大学、South Carolina州立大学、東京工業大学でポストドクトラルフェロー後、東京医科歯科大学助手を経て、1999年より日本社会事業大学助教授。2005年より同教授。

【主な研究分野】

福祉で用いる統計学、理論物理学など

田村 真広 教授

前期課程の方へ

子どもの貧困と地域振興、高等学校の教育課程改革、教師教育に研究関心があります。教育福祉と福祉教育の関連を探究するべく、多角的な視野から現実を切り取り、学際的に探究する手法を重視しています。

後期課程の方へ

教育福祉と福祉教育の関連を、歴史的かつ哲学的、学際的に探求します。最新の知見を取り入れつつ独立した研究の成果としてまとめていきます。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

筑波大学大学院博土課程教育学研究科単位取得退学、教育学修士。筑波大学教育学系、北海道教育大学釧路校を経て、 2001年本学に着任、 現在に至る。

【主な研究分野】

教育福祉論、 福祉教育実践論、 福祉科学習指導論、 学校カリキュラムの歴史と理論

【著書】

『福祉科指導法入門』(共編著、中央法規出版、2002)/『あっ!こんな教育もあるんだ』(共編著、評論、2006)/『高校福祉科卒業生のライフコース』(共編著、ミネルヴァ書房、2008)/『いのち輝く』(共編著、ルック、2008)/『希望をつむぐ教育』 (共編著、生活ジャ ーナル、 2018)など

鶴岡 浩樹 教授

前期課程の方へ

地域医療に関わる研究は現場に焦点を当てます。疾病の他、患者と家族、それを支える地域や社会など研究対象は広範囲です。量的研究、質的研究、ミックス法など多角的なアプローチを駆使し現場の不思議に迫ります。

後期課程の方へ

前期課程で身につけた知識、技術、価値観を高められるよう医学研究の立場から助言します。研究課題を多角的な視点で見つめ、エビデンスに基づく論理的思考を磨き、現場のための研究者を育みたいと思います。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

1993年、順天堂大学医学部卒業。自治医科大学地域医療学教室、岩手県藤沢町民病院内科、ケース・ウェスタン・リザーブ大学家庭医療学講座、自治医科大学附属病院総合診療部外来医長を経て、2007年つるかめ診療所開設。2013年より現職。

【主な研究分野】

地域医療、在宅医療、EBM、介護ロボット、多職種連携

【著書】

『地域デザイン思考』(共著、北樹出版、2020)/『介護・福祉リーダーのためのチームマネジメント』(共著、中央法規、2019)/『こうすればうまくいく在宅緩和ケアハンドブック第3版』(共著、中外医学社、2019)/『医学概論』(共編、ミネルヴァ書房、2021)

贄川 信幸 教授

前期課程の方へ

文献の批判的抄読およびプログラム評価の理解を通して、福祉課題と要因の分析、解決策の検討方法の体系的な習得を目指します。精神保健福祉分野を主専門としますが、社会福祉諸領域の課題にもアプローチします。

後期課程の方へ

博士前期課程で扱う内容をさらに掘り下げます。とくに文献の批判的抄読は海外の研究を広く扱い、国際的にも発信できる研究能力を身につけた研究者を目指して指導します。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

2008年、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(保健学)。NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)研究員、本学非常勤講師を経て、現職。

【主な研究分野】

精神障害当事者と家族のリカバリーに向けた支援プログラムの開発と改善、実践家のエンパワメント

【著書】

『心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットI』(分担著、NPO法人コンボ、2011)/実践家参画型エンパワメント評価の理論と方法(共編著、日本評論社、2019)など

菱沼 幹男 教授

前期課程の方へ

国は地域共生社会の実現に向けて包括的支援体制の構築を目指しています。この具現化のためにはコミュニティソーシャルワークの機能が重要であり、実践現場における課題解決の方策を追求していきます。

博士前期課程

【略歴】

1994年、本学社会福祉学部卒業。2001年、本学大学院博士前期課程修了。2010年、本学大学院博士後期課程修了(社会福祉学博士)。社会福祉協議会職員、高齢者デイサービスセンター生活相談員、大妻女子大学実習講師、文京学院大学助教等を経て現職。社会福祉士・介護支援専門。

【主な研究分野】

地域福祉、高齢者福祉、コミュニティソーシャルワーク

【著書】

『コミュニティソーシャルワークの理論と実践』(共編著、中央法規出版、2014)/『福祉のまちづくりの検証』(共著、彰国社、2013)など

壬生 尚美 教授

前期課程の方へ

介護を取り巻く状況は厳しく様々な課題が顕在化しています。各自の問題意識を、講義・演習を通し価値あるものに高め、掘り下げ発展させることで、今後の介護の質を高める実践に資することを期待しています。

後期課程の方へ

特に高齢者介護福祉の直接支援に関連した実践研究を探究します。各自の研究課題を十分練り上げてください。研究のための研究ではなく、社会に貢献できる実践に役立つ研究成果を期待しています。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

関西福祉科学大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了、博士(臨床福祉学)を取得。特別養護老人ホームの介護職員等を経て、中部学院大学短期大学部、大妻女子大学にて介護福祉士養成教育に携わり2017年4月より現職。

【主な研究分野】

高齢者福祉施設介護の歴史、介護福祉実践方法、介護福祉教育など

【著書】

『戦後高齢社会基本文献集解説・解題』(共著、日本図書センター、2007)/『事例で学ぶ生活支援技術習得』(共編著、日総研、2008)/『特別養護老人ホームにおけるケアの実践課題』(単著、ドメス出版、2017)/『最新介護福祉士養成講座7生活支援技術Ⅱ』(共編著、中央法規出版、2019)/『介護教育方法の理論と実践』(共著、弘文堂、2019)

村田 文世 教授

前期課程の方へ

福祉多元化に伴い多様な民間組織がサービス供給主体となるなか、 NPOでは組織や事業活動の変容等の課題も顕在化しています。"官から民へ"の政策動向が福祉サービスに与える影響、従来の枠組みを超えた社会福祉法人やNPO法人等の福祉経営を研究領域としています。

後期課程の方へ

①研究課題に関する概念やキーワードの明確化、②先行研究の体系的整理、③理論枠組の構築、④研究方法の検討、 ⑤調査等の実施、⑥論文執筆の過程を通して、理論と実践の矛盾、政策が実践に及ぼすコンフリクト等、社会福祉の本質に迫る社会福祉研究者の育成を目指します。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

1991年、日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学博士前期課程修了(社会学修士)後、日本医科大学第二病院、医療ソーシャルワーカーを経て、2000年、久留米大学文学部社会福祉学科講師、准教授。2005年、日本女子大学大学院人間社会研究科博士後期課程修了(社会福祉学博士)。2007年、東海大学健康科学部、准教授、教授を経て、2015年より現職。

【主な研究分野】

ソーシャルワーク理論・援助技術開発、保健医療福祉領域、高齢者福祉領域、国際ソーシャルワーク領域

【著書】

『統合的短期型ソーシャルワーク―ISTTの理論と実践』(監訳、金剛出版、2014)など

森 千佐子 教授

前期課程の方へ

疑問や関心のある事柄を深く掘り下げ、解明するための理論や方法など研究の基礎を修得し、事象を論理的に多角的視点でとらえることが重要です。社会福祉・介護福祉の実践につながる研究成果を期待しています。

後期課程の方へ

高齢者をめぐる課題を中心に、これまでの研究成果を発展させながら、社会福祉・介護福祉に関する創造的・独創的な研究への取り組みを支援します。研究成果が社会貢献につながることを期待しています。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

九州保健福祉大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程単位取得退学後、博士(社会福祉学)を取得。筑波大学附属病院等で看護師として勤務した後、看護教員を経て、介護福祉士養成教育に携わり、2017年より現職。

【主な研究分野】

高齢者支援、介護者支援、多職種連携、介護福祉教育

【著書】

『介護予防の健康科学-高齢者・障害者のライフスタイル研究-』(共著、不昧堂出版、2008)/『人間関係ハンドブック』(共著、福村出版、2017)/『介護教育方法の理論と実践』(共著、弘文堂、2019)/『社会福祉士シリーズ 相談援助の理論と方法Ⅱ 第3版』(共著、弘文堂、2020)など

ヴィラーグ ヴィクトル 准教授

前期課程の方へ

常にグローカルな視点と多様性の視点を念頭に、社会福祉的な課題及びソーシャルワーク実践について、国際的にも通用する学術研究に求められる、「当たり前」や「常識」に挑戦し続けるクリティカルな思考と、科学的なエビデンスに基づく論理性を持ち合わせながら、一緒に探求していきましょう。

博士前期課程

【略歴】

東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程卒業、学士(文学)。本学大学院前期/後期課程修了、修士/博士(社会福祉学)。本学社会事業研究所共同研究員、東京外国語大学多言語・多文化教育研究センターフェロー、日本学術振興会特別研究員、長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科/大学院人間社会学研究科社会福祉学専攻講師を経て現職。国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)アジア太平洋地域会長補佐、アジア太平洋ソーシャルワーク教育連盟(APASWE)理事などを経験。

【主な研究分野】

多様性に対応したソーシャルワーク、国際社会福祉、グローカルソーシャルワーク、グローバルソーシャルワーク教育

【著書】

『多様性時代のソーシャルワーク:外国人等支援の専門職教育プログラム』(単著、中央法規、2018)/『新「世界の社会福祉」第12巻:国際社会福祉』(共著、旬報社、2020)/『Global Agenda for SocialWork and Social Development: Strengthening Recognition of the Importance of Human Relationships』(共著、IFSW、2020)/『介護・福祉の現場でともに学び、働くための外国人スタッフの理解』(単著、中央法規、2021)/『国際ソーシャルワークを知る:世界で活躍するための理論と実践』(共著、中央法規、2022)/『新「MINERVA社会福祉士養成テキストブック」第6巻:ソーシャルワークの理論と方法Ⅱ』(共著、ミネルヴァ書房、2022)/『Remaking Social Work for the New Global Era(』共著、Springer、2022)など

内田 宏明 准教授

前期課程の方へ

「子どもの権利」擁護を焦点として、スクールソーシャルワークの地域展開、学校福祉論の研究を進めている。また、社会福祉の原理論についても学びを深めたいと考えている。

博士前期課程

【略歴】

東洋大学大学院博士後期課程単位取得退学。養護老人ホーム相談員、障碍者就労支援員、スクールソーシャルワーカー、長野大学実習助手、法政大学実習指導講師、飯田女子短期大学准教授を経て現職。

【主な研究分野】

スクールソーシャルワーク、学校福祉、子どもの権利

【著書】

『再構児童福祉ー子どもたち自身のために』(共著、筒井書房、2014)/『まちいっぱいの子どもの居場所』(共編著、子どもの風出版会、2019)/『入門スクールソーシャルワーク論』(編著書、ミネルヴァ書房、2022)など

宇野 耕司 准教授

前期課程の方へ

子ども家庭福祉領域の実践課題の解決に関心があります。実践を観察・記述し、研究テーマを明確にします。そして、研究テーマに関する先行研究をレビューし、実践課題を研究課題として説明し、問いを立て、その答えを見つけるために実証的な方法を用いて研究に挑みます。

博士前期課程

【略歴】

児童養護施設等での実務を経験した後、2013年、本学大学院博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。目白大学准教授を経て、現職。

【主な研究分野】

子ども虐待、子ども家庭福祉領域における援助・支援、子育て支援を含む社会的養育領域における実践と研究

【著書】

『最新社会福祉士養成講座精神保健福祉士養成講座2 心理学と心理的支援』(中央法規出版共著)『ワークブック はじめての子育てと子育て支援』(学術研究出版)

佐々木 貴雄 准教授

前期課程の方へ

前期課程では、まず研究論文の書き方をしっかりと理解することが求められます。先人の研究との対話の中で自ら考え、さらに考えを突き詰めたうえで論文にまとめていく楽しさをぜひ知ってほしいと思います。

後期課程の方へ

後期課程では、博士論文の執筆だけでなく、投稿論文や学会などで自らの研究を発表することが求められます。本大学院での研究をもとにして、ぜひ積極的に様々な学会や研究会に参加することを心掛けてください。

博士前期課程・博士後期課程

【略歴】

2006年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)東京福祉大学専任講師・准教授を経て2023年より現職。

【主な研究分野】

医療保険制度における保険者、高齢者を対象とした医療保障、社会の変化に対応した社会保障制度

【著書】

『「厚生(労働)白書」を読む : 社会問題の変遷をどう捉えたか』(分担執筆、ミネルヴァ書房、2018)『世界はなぜ社会保障制度を創ったのか : 主要9カ国の比較研究』(分担執筆、ミネルヴァ書房、2014)