井上教授×石垣さん

支援者を支える仕組みづくりで利用者により質の高い支援を

石垣障がい者への就労支援を行う企業で、エリアマネジャーとして複数の拠点を管理していました。それぞれのスタッフの支援に対する考え方や働き方の違いで、人間関係の対立が起こることがあり、それをいち早く解決することが利用者への質の高い支援につながると考えて行動してきました。しかし、それを解決する手法を同僚の管理職たちにうまく伝えることができず、頭を悩ませていました。そのことから「機能的なチーム形成についての考察~就労移行支援事業所の実践実例から~」というテーマにたどり着きました。

井上チームをアセスメントする段階、そこからどう介入するかを決めていく段階、大きく2つのプロセスが必要だとわかりました。特に、人に伝えるための「言語化」には苦労しましたね。

石垣はい、とても苦労しました。しかしながら、それぞれのエピソードを具体的に言語化することで、他者と共有できるようになり、ノウハウとして蓄積できるようになりました。

井上同じような支援を実践している組織に発信してほしいです。

石垣経営の概念に人が含まれることは広く知っていただきたいです。スタッフが最大のパフォーマンスを発揮し、それが利用者にとって有益なものとなるような仕組みを構築していくことが目標です。

対談

井上 由起子 教授(左)×石垣 小百合 さん(右)

※インタビュー内容は取材当時のものです。