研究科長メッセージ
先行き不透明な時代にこそ
福祉が果たす責務がある。
少子高齢化、多死社会、人口減少、度重なる災害、格差拡大など、先行き不透明な、VUCAと呼ばれる現代において、福祉の重要性は益々高まっています。専門職大学院ではこのような時代の現場を支える福祉専門職、すなわち、状況を的確に見極め、柔軟に対応し、ソーシャルアクションや社会変革をもたらす専門職の養成を目指します。
今年で20周年を迎えた本研究科は、日本で最も歴史のある福祉系専門職大学院です。20年の歳月を経て確立されたリカレント教育の手法をもとに、今日的なカリキュラム、オンライン授業の活用、時間割など仕事を続けながら学べる体制を整え、現場経験豊富な講師陣が指導にあたります。多様な専門職、さまざまな立場の方々が集い、意見を交わしながら学び合い、実践力とマネジメント力を高めていきます。
本研究科で教育の核となるのは、経験を学びに変える力で、言語化、省察、対話、批判的思考という4つの力を磨いていきます。最新理論による学びと実践への活用を繰り返して考察を深め、職場や地域に実践知をもたらし、地域共生社会の一端を担うことのできる省察的実践家を養成します。
福祉マネジメント研究科 研究科長
鶴岡 浩樹