教員メッセージ
※専門演習Ⅰ・Ⅱ、実践課題研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
「SW」はソーシャルワーク、「SV」はスーパービジョンの略称です。
鶴岡 浩樹 研究科長 教授
総合医として地域医療に従事して32年目。大学病院、一般病院、診療所、介護保険施設など地域を舞台に様々な設定で、保健・医療・福祉・介護に関わる方々と仕事をしてきました。この経験を活かし、皆さんと共に現場の課題を考えていきたいと思います。
【略 歴】
1993年、順天堂大学医学部卒業。自治医科大学地域医療学教室、岩手県藤沢町民病院、ケース・ウェスタン・リザーブ大学家庭医療学講座、自治医科大学附属病院総合診療部外来医長を経て、2007年、つるかめ診療所開設。2013年より現職。認知症サポート医。
【主な研究分野】
地域医療、プライマリ・ケア、在宅医療、多職種連携、福祉人材育成、EBM、介護ロボット
【担当科目】
※/実践の省察と評価/実践研究方法論/福祉人材育成論/インタープロフェッショナルワーク/高齢者支援・医療分野事例研究/在宅療養支援の方法/高齢者保健福祉研究/福祉と疾病
井上 由起子 教授
住宅と福祉がクロスする領域を専門とし、本学では人材育成、サービス管理、チームマネジメントなどを担当しています。実践力の向上に資する組織やチームのあり方について、理論と実践を紐づけながらディスカッションし、切磋琢磨できる学びの場の構築を目指しています。
【略 歴】
1990年、日本女子大学卒業。清水建設勤務を経て、横浜国立大学工学研究科修了。博士(工学)。2001年、国立医療・病院管理研究所 主任研究官。組織再編により国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部 上席主任研究官。2012年より現職。一級建築士、社会福祉士、宅地建物取引士。
【主な研究分野】
高齢者福祉、居住支援、高齢期の住まい、福祉人材育成、福祉経営
【担当科目】
※/実践の省察と評価/サービス管理論/組織行動論/居住福祉
木戸 宜子 教授
昨今、ソーシャルワーク実践、スーパービジョンが注目されてきています。実践者として専門性を高めるには、実践のふりかえり、意味づけが必要です。そのために実践の根拠としてのソーシャルワーク理論・アプローチを重視し、実践内容を客観的に分析し、考察する視点を養っていきたいと考えます。
【略 歴】
1989年、日本社会事業大学卒業。社会福祉士。1990年、国立東京病院ソーシャルワーカーとして勤務。2002年、日本社会事業学校研究科専任教員。2003年、日本社会事業大学大学院博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。2004年、日本社会事業大学専門職大学院助教授を経て現職。
【主な研究分野】
地域を基盤としたソーシャルワーク実践・理論、ソーシャルワークスーパービジョン
【担当科目】
※/実践研究方法論/SVⅠ/ジェネリックSW/インタープロフェッショナルワーク/医療・地域ケア分野事例研究/SWアプローチ/家族システムズアプローチ/SWの価値と規範
曽根 直樹 教授
現場で苦労していると、障害福祉サービスを提供することが目的となってしまうことがあるように感じます。様々な制度や福祉サービスは手段であり、目的は、基本的人権を尊重することです。目的と手段を間違えないことを大切にしながら、共生社会の実現をともに目指しましょう。
【略 歴】
1982年、文教大学教育学部卒業。2020年、東洋大学大学院ライフデザイン学研究科修士課程修了。社会福祉士。埼玉県社会福祉事業団、社会福祉法人昴、東松山市社会福祉協議会で、障害児・者の入所施設、通園施設、グループホーム、相談支援事業等の現場職員、管理職を経験した後、2012年、厚生労働省障害福祉課・専門官を経て現職。
【主な研究分野】
障害者福祉、障害者虐待防止、差別解消、成年後見制度、意思決定支援、共生社会の実現
【担当科目】
※/障害者支援分野事例研究/障害者の地域生活支援と協議会/共生社会の仕組みとデザイン/成年後見と意思決定支援/障害者支援の理論と方法/発達障害の理解と支援
宮島 渡 特任教授
これまでの法人及び施設経営の経験と地域包括ケアシステムに向けた取り組みが皆さんの実践研究の一助になれば幸いです。
【略 歴】
日本大学商学部会計学科卒業、筑波大学院人間総合科学研究科生涯発達専攻カウンセリングコース修了、介護福祉士ファーストステップ研修講師、社会福祉士、認知症介護指導者、社会福祉法人恵仁福祉協会理事長を歴任。一般社団法人全国認知症介護指導者ネットワーク代表、NPO法人全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会理事長。
【主な研究分野】
施設機能の地域分散、施設での中重度対応に向けた取り組み
【担当科目】
※/認知症ケアの基礎理論/ニーズとイノベーション/福祉アドミニストレーション
北川 進 講師
福祉現場では、情熱と実践力だけでは越えられない壁に憤りや無力感を感じることが時にあります。その壁に何度も心折れそうになりながらも立ち向かってこられたことでしょう。その壁を越えるために理論を学び合い、ご自身の答えをつかんで頂きたいです。
【略 歴】
1996年、日本社会事業大学卒業。東北福祉大学大学院総合福祉学研究科修士課程修了。児童養護施設指導員を経て宮城県社会福祉協議会入職。主に地域福祉業務に携わり、2012年4月より2年間、東日本大震災被災地である石巻市社会福祉協議会に派遣され、ささえあい総括センター所長として被災者支援業務に従事。発災から11年間被災者支援業務を担当。2023年4月より現職。社会福祉士。
【主な研究分野】
災害時ソーシャルワーク、災害ボランティア支援、社会福祉協議会における地域福祉展開
【担当科目】
※/コミュニティSW/生活困窮者支援/地域共生分野事例研究/共生社会の仕組みとデザイン/SWの価値と規範/災害SW
須江 泰子 講師
実践上の課題や葛藤に向き合う方たちが、志のある仲間とディスカッションを重ね、複雑な社会課題を多様な視点から共に考えあう場にしていきたいと思っています。
【略 歴】
1992年、立教大学文学部教育学科卒業。2003年、筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻修了。社会福祉士、公認心理師、臨床心理士。浦和市役所を経て埼玉県庁入職。児童相談所勤務21年。東京大学医学部附属病院精神神経科を経て2022年4月より現職。
【主な研究分野】
子ども家庭福祉、支援者支援、児童虐待対応と予防、ソーシャルワーク人材育成
【担当科目】
※/子ども家庭福祉の理論と方法/児童虐待対応SW/子ども家庭福祉分野事例研究/SVⅡ/社会的養護実践論/SW面接技法/実践の省察と評価