履修形態とキャリア形成支援
社会福祉領域は実践と学問の距離が近い分野です。専門職大学院では、仕事と学びの両立を積極的に支援する体制を整えることで、実践を学びに活かし、学びを実践に活かす、この循環を促します。長期履修制度、修了後の学びを支援する修習生制度、認定社会福祉士の研修認証科目などを整えています。
1年間
通常履修の流れ
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標準修業年限は1年です。この場合、金曜日の午後に演習(年10回程度)があります。平日(木・金)の講義・演習はオンラインと対面(文京キャンパス)を中心に実施します。土曜日の講義と演習(年20回程度)は清瀬キャンパスと文京キャンパスにわかれます。平日日中も学びにあてることができる方は、研究大学院の授業を履修・聴講できます。
2年間
長期履修の流れ
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仕事と学びの両立を支援するために長期履修制度を設けています。必要性が認められ、許可された場合に利用できます。平日(木・金)の講義はオンラインと対面(文京キャンパス)を中心に実施します。土曜日の講義と演習(年15回×2年)は清瀬キャンパスと文京キャンパスにわかれます。
認定社会福祉士を目指す方を応援します
社会福祉士の上位資格として、認定社会福祉士が設けられています。本学専門職大学院で開講している授業のうち25科目は認定社会福祉士の研修認証科目として認められています(2022年度)。認定社会福祉士認証・認定機構は2020年度に、認定社会福祉士の取得ルートに「大学院(教育基幹)ルート」を新設しました。これにより、本学専門職大学院在籍中に、「大学院(教育基幹)ルート」で必要とされる18単位のうち、スーパービジョン(受)実績を除く16単位の研修認証科目を選択し単位修得することが可能となります。またスーパービジョン(受)についても、在学中もしくは修了後一定期間内において、本学スーパーバイザー教員に希望することができます。 ※認定制度の詳細は、認定社会福祉士認証・認定機構ホームページでご確認ください。
認定社会福祉士制度とは
高度な知識と卓越した技術を用いて、個別支援や他職種との連携、地域福祉の増進を行う能力を有する社会福祉士のキャリアアップを支援する仕組みとして実践力を認定する「認定制度」で、「認定社会福祉士」及び「認定上級社会福祉士」の2種があります。
「社会福祉士及び介護福祉士法」の一部改正時に衆議院及び参議院で附帯決議された「専門社会福祉士及び専門介護福祉士の仕組みについて、早急に検討を行う」に基づき実施され、制度運営、研修実施団体の認証、認定社会福祉士・認定上級社会福祉士の認証は、「認定社会福祉士認証・認定機構」にて行われます。
認定社会福祉士とは
「社会福祉士及び介護福祉士法」の定義に定める相談援助を行う人であり、所属組織を中心にした分野における福祉課題に対し、倫理綱領に基づき高度な専門知識と熟練した技術を用いて個別支援、他職種連携及び地域福祉の増進を行うことができる能力を有することが認められた人です。
認定上級社会福祉士とは
「社会福祉士及び介護福祉士法」の定義に定める相談援助を行う人であり、福祉についての高度な知識と卓越した技術を用いて、倫理綱領に基づく高い倫理観を持って個別支援、連携・調整及び地域福祉の増進などに関して質の高い業務を実践するとともに、人材育成において他の社会福祉士に対する指導的役割を果たし、かつ実践の科学化を行うことができる能力を有することを認められた人です。
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修習生
制度 - 専門職大学院を修了後、手頃な費用負担で学びを継続できる制度です。講義の聴講が可能です。1年更新で原則2回まで利用できます。専門職大学院修了後、一定期間、実践に集中した後に制度を活用することも可能です。