JCSW 日本社会事業大学 Japan College of Social Work

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研究と現場をつなぐもの リアル研究対談 教員×院生 現場の実践課題が研究テーマとなり、研究成果が即、実践を変える専門職大学院ならではのリアルな学びに迫ります。

対談02

  • 曽根 直樹 准教授(左)

    主な研究分野

    障害者福祉、障害者虐待防止、差別解消、成年後見制度、
    意思決定支援、共生社会の実現

  • 鹿山 雄志 さん(右)

    1年履修

    社会福祉法人 蒼渓会 相談支援センター カマラド 勤務
    <実践研究テーマ>
    精神科入院患者の退院支援モデルの構築
    ~地域と病院双方から読み解く地域移行支援実践~

「自立支援の質向上」という研究目的を念頭に、
院生と研鑽し合った1年間。

鹿山:地元の基幹相談支援センターで障がいのある方の相談業務や、自立支援協議会の運営に従事しています。仕事と並行して国家資格も取得しましたが、経験だけで地域の体制づくりを行うのは心もとなく、福祉理論や実践論を体系的に学んで基礎固めをしたくて進学しました。

曽根:鹿山さんの思いはよくわかります。専門職大学院には現場で葛藤や限界を感じ、モヤモヤを抱えた人がたくさん入学されます。悩みの解消には、その根本を突き詰める思考が大切で、鹿山さんもそう思われたのではないでしょうか。

鹿山:はい。入学してみると、自分と同じように仕事で悩みを抱えた院生と一緒に研鑽し合えたことが何より有意義でした。先生から、実践研究報告書は「研究目的を常に念頭に置くこと」と指導されました。研究の動機を見直すことは、自己を見つめなおすことにつながり、精神科入院患者の多くが長期入院を続ける現状への問題意識にたどり着くことができました。

曽根:目的は院生自身の中にしかないので、明確になるまで支えるのが教員の役割です。鹿山さんが有意義に感じたように、院生同士が意見を交換し、共感し合えることが専門職大学院の魅力であり、私たち教員の役割は、議論を深めていくことだと思います。

鹿山:退院支援として地域移行のモデル構築を検討する中、地域移行部会会員への取材で、付き合いのある仕事関係者が持っていた問題意識や将来のビジョンに初めて触れ、その熱意に驚きました。こうした意識は積極的に共有し、今後も支援の質の向上について考察を深めていきたいです。

※掲載情報は2021年度の取材当時のものです。

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