SOCIAL WORKER REAL
積み重ねた知識と経験で、
子どもたちに"今"必要な支援を見極める。
小林 美春 さん
社会福祉法人 二葉保育園
児童養護施設 二葉学園 児童指導員
2024年 福祉援助学科 子ども・家庭福祉コース 卒業
※学科名は取材当時のものです。
現在はソーシャルワーク学科になります。
- 取得している資格
社会福祉士

本当に必要な支援とは何かを問い続ける。
子どもたちを守る「児童相談所」の役割に関心を持つようになったのは、高校生の頃に目にした児童虐待のニュースに衝撃を受けたことがきっかけです。虐待が起こる背景を調べる中で、核家族化が進む現代において、孤立した育児のストレスが子どもに向かってしまうケースを知り、子育て支援の重要性を痛感しました。大学の卒業論文でも子育て支援をテーマに取り上げ、支援者と利用者双方へのインタビューを実施。当事者の方々が何を感じ、どのような助けを求めているのかという"生の声"に触れた経験は、私自身の支援に対する考え方を見直す機会となりました。さらに、児童養護施設での実習を通して、厳しい環境で育ってきた子どもたちの現状を目の当たりにしたことが強く印象に残っています。子ども自身だけでなく、その背景にある家庭にも目を向けながら支えていきたいという思いから、児童養護施設への就職を志望しました。
大学時代の"引き出し"を生かし、子どもたちの心に寄り添う。
現在は、子どもたちが生活を共にするグループホームで担当職員として勤務しています。食事作りや掃除といった日常生活の支援に加え、学校や病院、児童相談所など関係機関との橋渡し役も担っています。
かつて安心・安全な環境で過ごせなかった経験から、それぞれ異なる心の傷やトラウマを抱えている子どもたち。彼らに今何が必要なのか、何を求めているのかを瞬時にくみ取り、行動に移す判断力が常に求められます。そうした場面での判断を支える確かな"引き出し"となっているのが、大学での講義や演習を通して培った知識です。日常は決して穏やかなことばかりではなく、生活を守るために時には厳しい言葉をかけ、反発を受ける場面も珍しくありません。それでも、リクエストされた料理を「美味しい」と喜んでくれたり、「ねえ聞いて」と学校での出来事を話してくれたりする瞬間に、大きなやりがいを感じます。
今後は、目の前の子どもたちに寄り添い続けるとともに、子育てや家庭への支援についても学びを深めていきたいと考えています。

※掲載内容は取材当時のものです。

