社会福祉学部

Faculty of
Social Welfare

灯し、紡ぐ人に なろう。

社会の状況に合わせて、人間の行動や心、地域社会などについての関連学問を総合的に学び、研究し、高いモラルと豊かな思考力・感性を育みます。社会福祉分野の実践に必要な基本的な心構えと知識・スキルを卒業までに身につけるため、少人数教育により豊かな人間性と深い教養を学びます。高度に多様化し、専門化する社会福祉の全体像をつかむことのできる教育方法により、全員が計画的に社会福祉士国家試験受験資格を取得できるカリキュラムを基本としています。

また、進路選択に応じて、必要な他の資格取得にも柔軟に対応できるようにカリキュラムが組まれています。講義・演習に加えて、学校の内外での実習体験を重ねることで、周囲の多くの人々と協力し合いながら、積極的に学びを深め、社会の抱えるさまざまな課題を解決できる幅広い能力を養うことを目指しています。

学部長メッセージ

是非、ソーシャルワーカー養成の息遣いに
触れてみてください。

「社会の福祉誰(た)が任ぞ 忘我の愛と智の灯(ともし)捧げん世紀来りけり」、「冷たき 熱き争いの 上なる平和憧れて行くは民主の道直(す)ぐに」。本学校歌からの抜粋です。前節では warm heart と cool headの交差を軸とするソーシャルワーカーの基本理念が、後節では万人にとって不変の価値への覚悟が謳われています。本学は、戦後の貧困、児童、女性などの見過ごされてはならない社会問題に関わる専門職養成の萌芽として誕生しました。ある先輩は、国の担当課長として従来の踏襲を破り、当時過激と言われていた障害者当事者組織と正面から対峙して共に障害者の経済保障の基盤を作ってきました。私たちの仲間に加わり、是非こうしたソーシャルワーカー養成の息遣いに触れてください。まず、本学における就職状況を確認してみてください。全学生一人残さずソーシャルワーク実習を課し、学生たちが現場との往復から最大の学びを得ていることを、その数字は示しているはずです。

社会福祉学部長蒲生 俊宏

プロフィール

  • 筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科中途退学
  • 国立秩父学園(国立知的障害児施設)指導課(厚生教官・児童指導員)
  • 日本社会事業学校専任教員(実習主任)を経て日本社会事業大学社会福祉学部教授

FEATURES

#01

最先端の研究を授業に反映

社会福祉学の専門家はもちろん、新たな分野や最新の研究をしている専門家による教育を展開。社会の変化に対応した最新の研究や実践活動が教育の場に反映され、多職種連携やコミュニティソーシャルワーク、高齢者や障がいのある方の権利擁護など、幅広い課題に触れることができます。

#02

多彩なチャンネルで実践に触れる

ソーシャルワーク実習を全員が受けることに加えて、各資格課程でも実習が行われます。また、ゼミごとの見学や調査、実践への参加も積極的です。ボランティアやアルバイトでも実践的な体験をすることができます。

福祉計画学科

社会福祉サービスに関する制度・政策や経営を学び、
共に生きる地域社会づくりへの貢献を目指す

法学、経済学、社会学、教育学などの社会諸科学を基礎とし、これからの社会福祉政策、福祉サービス事業の経営、地域福祉などを学び、さらに高齢者や若年層の孤立、生活困窮による社会からの排除など、現代の幅広い社会問題にアプローチします。社会福祉の各種専門職として、共に生きる地域社会づくりに貢献できる人材を育てます。

福祉援助学科

支援を必要とする人々のウェルビーイングを高めるための
価値・倫理や知識、専門的技術を修得する

介護が必要な方や家庭内に問題を抱えている方などの生活の問題の解決に向けサポートしながら、より良い生活を実現するために必要な理論や専門的技術を修得します。人を好きになる心を育みながら、その人の力を引き出す技法を身につけ、福祉現場のリーダーとなる人材を育てます。