地域福祉コース
コースの特長
個別支援と地域支援の統合による地域福祉の推進方策を学ぶ。
地域生活を支えるための個別支援だけでなく、暮らしている環境に対する地域支援の具体的方策について学びを深めます。講義だけでなく、地域福祉の実践現場でのフィールドワークも豊富です。
多岐にわたる分野と連携し、あらゆる生活ニーズに向き合う。
保健・医療・教育・司法・労働など多分野との横断的連携が不可欠な地域福祉の現場。幅広い領域の学習を通して、制度の狭間のニーズにも向き合い、地域福祉を推進するリーダーを育成します。
専門性を身につける「履修モデル」
地域福祉計画履修モデル 卒業単位(127)/履修科目(22)
自治体の福祉計画をもとに、高齢者や障がいのある方が地域で自立した生活を送るための施策を学習。サービス提供のシステム、医療などの他分野との連携、住民参加による地域福祉計画づくりについても学びます。
介護保険制度論(2)、子どものケースマネジメント(2)、社会福祉調査・計画演習I(4)、社会福祉調査法II(2)、住環境支援法(2)、生涯学習論I(2)、精神保健福祉の原理I(2)、地域ケアシステム論(2)、福祉と経営(経済)(2)、福祉と計画(行政計画)「福祉計画の世界」(2)、福祉と政策(理論)(2)、福祉と政策(歴史)(2)、リハビリテーション論(2)
※( )は単位数
コミュニティ・ソーシャルワーク履修モデル 卒業単位(127)/履修科目(22)
支援を必要とする人のニーズを把握し、地域の福祉サービス・制度と結びつけていく福祉計画の具体的な手法を学ぶ。保健・医療機関との連携、新サービス開発、市民の福祉意識の向上についても取り上げます。
介護保険制度論(2)、ケアマネジメント論(2)、健康福祉増進論(2)、高齢者社会教育論(社会教育課題研究II)(2)、子どものケースマネジメント(2)、コミュニティ・ソーシャルワーク論(2)、住環境支援法(2)、生涯学習論II(2)、障害者社会教育論(社会教育課題研究I)(2)、精神保健福祉の原理I(2)、地域ケアシステム論(2)、福祉機器活用法(2)、福祉と計画(行政計画)「福祉計画の世界」(2)、福祉と法(家族法)(2)、福祉と法(民法)(2)、リハビリテーション論(2)、レクリエーションワーク(2)
※( )は単位数
ゼミの紹介(2023年度)
教員名 | ゼミのテーマ |
---|---|
梶原 洋生 教授 |
社会福祉と法、司法福祉 |
田村 真広 教授 |
教育福祉と福祉教育;ライフイベントとしての「学び直し」 |
菱沼 幹男 教授 |
地域生活支援のあり方とコミュニティソーシャルワークに関する研究 |
ヴィラーグ ヴィクトル 准教授 |
国際社会福祉、文化や性の多様性 |
デバコタ ジバナト 講師 |
グローバル及びローカルな視点からの社会問題とその解決 (ジェンダー・移民・貧困・教育) |
卒業研究題目例(2021年度)
- 里親出身者による「考え方」の考察 ―自己分析と当事者インタビューを通じて―
- 介護施設が行う「施設の社会化」 ―地域に密着した施設づくりを目指して―
- 手話の多様性と抑圧 ー 当事者ソーシャルワーカーとして手話に対する姿勢はどうあるべきかー
- 共生社会の実現に向けた障害者スポーツ ―ユニバーサル・パラスポーツの創造に向けて―
在学生の声
Profile
福祉計画学科 地域福祉コース4年
本田 優乃 さん(東京都私立錦城高等学校 出身)
制度の狭間に陥ってしまう人に目を向け、より良い道を切り開いていく。
社会福祉に関心を持ったきっかけは、曾祖母が認知症になり、特別養護老人ホームに入所したことです。それ以前から、叔母が高齢者施設で働いていたので、社会福祉を身近に感じていました。叔母が本学の大学院を卒業しており、私も本学への進学を決めました。福祉の分野では、どうしても目の前の困っている人に注目しがちですが、本学科での学びを通じて、制度などの大きな枠組みから、インフォーマルな支援といった小さな枠組みまで、さまざまな視点に立って考えられるようになりました。卒業後は、市社会福祉協議会への就職が決まっています。地域福祉コーディネーターとして「誰も取り残されない社会」の実現を目指していきたいです。
My Choice 菱沼ゼミ
多様な人々と関わることができる地域福祉に携わりたいと考え、ゼミを選択しました。菱沼ゼミでは3年次に、興味のある分野についてグループで論文を完成させるサブゼミがあると知り、ぜひ挑戦したいと思いました。私たちがサブゼミで取り組んだのは、「大学における障がい学生支援の取り組み」というテーマ。論文作成を一度経験できたことは、卒業論文の際にも役立ったと実感しています。
※記事の内容は取材当時のものです。