福祉経営コース
コースの特長
制度・政策や福祉経営の面から具体的な改善方策を立案する。
社会福祉に関わる制度の成り立ちや歴史を学ぶとともに、福祉サービスを必要とする人々に生じている問題について把握。その解決に向けて、法・経営・計画・政策の面から具体的な改善方策を考えます。
重要視されているテーマと向き合い時代のニーズに応える力を育む。
福祉計画の策定や施設のより良い経営、サービス利用者への情報提供、利用援助など、重要視されているテーマを学習。利用者の現状を分析し、時代のニーズに応えるシステムを構築・運営する力を育みます。
専門性を身につける「履修モデル」
福祉経営履修モデル 卒業単位(127)/履修科目(22)
福祉サービスを必要とする人々の問題を把握し、その解決に必要な制度・政策や福祉経営について、実施上のシステムなどを含めて学習。福祉サービスが措置から契約・利用制度へと転換するなか、利用者への情報提供などの重要なテ-マも学ぶ。
福祉と経営(経済)(2)、福祉と経営(施設)(2)、福祉と計画(行政計画)「福祉計画の世界」(2)、福祉と政策(国際)(2)、福祉と政策(理論)(2)、福祉と政策(歴史)(2)、福祉と法(家族法)(2)、福祉と法(民法)(2)、福祉計画学科開講科目の中から適宜履修(6)
※( )は単位数
ゼミの紹介(2023年度)
教員名 | テーマ |
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村田 文世 |
社会福祉を担う多様な供給主体(組織)と公私協働 |
高橋 幸生 教授 |
自治体行政と社会保障・社会福祉政策の関係の考察 |
贄川 信幸 教授 |
福祉課題解決に向けたニーズに基づくプログラム開発と改善のためのアプローチ (政策評価、社会開発) |
佐々木 貴雄 准教授 |
社会の変化に対応した社会保障 |
卒業研究題目例(2021年度)
- 生活保護から見た自ら申請できない人への支援の明確化
- 福祉職における支援者支援~DV被害者支援に携わる支援者に焦点を当てて~
- 都市部における地域福祉活動 ―地域共生社会の実現に向けてー
- 精神障害者の職場定着支援の現状と課題
在学生の声
Profile
福祉計画学科 福祉経営コース4年
今津 元 さん(東京都私立國學院高等学校 出身)
誰もが福祉とつながれるように公務員として尽力していきたい。
高校時代に友人が引きこもりになってしまったことがきっかけで、同じ境遇にある人をはじめ、他者や地域とつながりをもつことが困難な人への支援に興味をもちました。そこで、福祉を必要としている人や、目には見えにくい課題やニーズを抱えた人を支援するために、必要なスキル・制度について幅広く学びたいと考え、福祉計画学科への進学を決めました。大学では知識を身につけるだけでなく、支援する人たち一人ひとりの背景や人物像、生活スタイルなどを多角的に捉えることの大切さを学べたと感じています。卒業後は、行政の職員として働くことが決まっています。福祉を必要とする人が地域で安心して暮らせるように、しっかりと支援していきたいと考えています。
My Choice 贄川ゼミ
ゼミ生の卒業論文のテーマが多岐にわたっていること、学生同士の意見交換の機会が多いことが、贄川ゼミを志望した理由です。私の場合は3年次の終わり頃まで、引きこもりという大まかなテーマしか決まっていませんでしたが、先生や仲間から多様な意見を聞き、ディスカッションをし、ゼミでの発表やグループワークを通して具体的な方向性を定めることができました。
※記事の内容は取材当時のものです。