SOCIAL WORKER REAL
地域の力を引き出し、
支え合いの輪をつむいでいく。
吉池 樂世 さん
社会福祉法人 府中市社会福祉協議会
地域活動推進課 まちづくり推進係
係員 地域福祉コーディネーター
2024年 福祉援助学科 子ども・家庭福祉コース 卒業
※学科名は取材当時のものです。
現在はソーシャルワーク学科になります。
- 取得している資格
社会福祉士

地域の方々と共に"既存の制度だけでは対応しきれない課題"に取り組む。
私は府中市社会福祉協議会に勤務し、地域福祉コーディネーターとして活動しています。主な役割は大きく分けて二つあります。
一つは、既存の制度では解決しにくい課題に寄り添う「個別支援」です。例えば、一人暮らしのご高齢の方から「話し相手がいない」という相談を受けた際には、地域の中に気軽に立ち寄れる居場所や、近隣の方とつながれる場がないかを考えます。相談の背景には、食事や買い物といった日常生活上のさまざまな課題が潜んでいることも少なくありません。そうした課題に対して、関係機関、近隣住民と連携しながら、無理のない支え合いの形をコーディネートしていきます。
もう一つは、地域住民が主体となって課題解決に取り組む仕組みを支える「地域支援」です。個別支援で得た気づきを地域に還元し、住民や他分野の専門職とともに、新たな解決の仕組みをつくり上げていきます。
地域の方々と同じ目標に向かって取り組み、"既存の制度だけでは対応しきれない課題"にアプローチできることに大きなやりがいを感じています。制度や機関の枠組みにとらわれず、柔軟に動ける点こそが、地域福祉コーディネーターの大きな魅力です。
住民の力を引き出し、潜在的な「社会資源」を掘り起こす。
仕事をする上で大切にしているのは、"住民の力を引き出す関わり方"です。私たちが主導しすぎると、活動の持続性が失われてしまいます。あくまで主体となるのは住民の皆さんです。私たち地域福祉コーディネーターは、側面的に支援するバランスを常に意識しています。
また、職場の先輩から教わった「地域にあるすべてが社会資源」という言葉を大切にしています。専門機関だけでなく、日常の中で関わる方をはじめ、地域にあるさまざまな場や環境にも人と人とをつなぐ可能性があります。そのため、日頃から多くの方と出会い、一人ひとりをよく知ることを意識しています。これからも、制度や立場の枠を越えながら、地域にある力を引き出す関わりを続けていきたいと考えています。

現場でこそ実感する、大学4年間の学びの深さ。
現在は2年目となり、日々の業務の中で、大学時代の学びが現場と直結していることを実感しています。日本社会事業大学では、授業で得た知識を現場で実践し、その経験を再び学びに還元するサイクルを回すことができました。そこで培った計画的に動く力や、相手に寄り添う姿勢が、今の仕事の土台になっています。学び続ける姿勢を忘れず、将来は子どもたちの可能性を広げる教育支援の分野にも挑戦したいと考えています。
※掲載内容は取材当時のものです。
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