2026年9月
福祉で、共生社会をつくる
―理論と実践の往還を通じて社会を動かす―
1.はじめに
日本社会事業大学は、1946(昭和21)年、国(厚生省)からの委託を受け日本初の社会福祉・ソーシャルワークの専門教育機関として創立され、 2026(令和8)年11月、創立80周年を迎えます。
創立以来、本学は社会に1万8千人を超える有為な福祉人材を送り出すなど、戦後日本の福祉の飛躍的な発展に大きく貢献してきました。
この間、日本における福祉は、「社会福祉基礎構造改革」を契機に、サービスの提供主体が地方自治体、社会福祉法人のみならず民間企業や特定非営利活動法人等まで多様化するなど、大きく変容を遂げてきました。
今後も、人口減少・少子高齢化の進行や社会経済のデジタル化・国際化などの影響を受け、福祉を取り巻く環境は大きく変化していくものと予想されます。
本学は、こうした社会の変化にも柔軟に対応し、これからも日本の福祉の向上をめざし、「指導的な社会福祉従事者の養成」という使命のもと、全力を尽くしていく覚悟です。
創立80周年は、その決意を未来へとつなぐ節目として、本学がこれまで培ってきた福祉教育・研究の蓄積を基盤に、より良い共生社会の実現を担う大学へと発展する新たな出発点となります。本ビジョンは、このような認識のもとに、創立80周年を越え、未来に向けて本学が進むべき方向を示したものです。
本ビジョンをご覧いただき、本学の新たな歩みに対し、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2.社大のミッション(使命)―人間の尊厳と人権を基礎に、
福祉のリーダーを育てる―
本ミッションは、創立以来の本学の使命を再確認するとともに、80周年以降の社会変化を踏まえ、その役割を改めて示すものです。
日本社会事業大学(社大)は、人間の尊厳を基礎として、人権が尊重され、互いの多様性を認め合い、支え合いながら生きることによって、誰もが安心して幸福を実感できる社会の実現をめざします。
本学は、この理念を実現するため、人間の尊厳と人権を守る使命感をもって、より良い共生社会の創造に主体的に取り組む福祉のリーダーを養成することをミッションとします。
本ミッションは、本学が社会に果たすべき基本的使命を示すものであり、以下に掲げるビジョンは、その使命を将来に向けて具体化するための方向性を示すものです。
3.全学ビジョン―福祉で、共生社会をつくる―
本学はこれまで、教育・研究・社会貢献・国際貢献等を有機的につなぎ、あらゆる福祉分野における知と実践の中核拠点として、社会とともに歩みを重ねてきました。
全学ビジョンは、こうした伝統を踏まえ、「人間の尊厳と人権を基礎に、福祉のリーダーを育てる」という本学のミッションを具体化するものとして、本学の未来に向けた基本的方向性を、「教育」「研究」「社会貢献」「大学運営」の四つの領域から示しています。各領域のビジョンは相互に連関し、本学全体として共生社会の実現に貢献するための道筋を描いています。
本学は創立以来、理論と実践の連携を重視した教育に注力してきました。これからの社大も、その伝統を継承・発展させ、理論と実践の往還を通じて、実証(エビデンス:文献・資料・データ)に基づく分析を媒介に、制度や地域、組織、そして人々の暮らしをより良いものへと変えていく力を育み、「支援の現場」と「支援を支える環境」の双方を改善・充実させる改革に向けて多様な人々と協働できる福祉のリーダーを養成し、共生社会の実現をめざします。
具体的には、
- 人間の尊厳と人権を基礎に、より良い福祉に向かって支援の現場を改革へと導くことのできる人材――「現場の改革力」を備えた人
- 支援の現場で、より良い支援に向かって多様な領域の人々と協働し、制度・政策づくりなど、「支援を支える環境」の改革に結び付けることのできる人材――「環境の改革に向けた協働力」を備えた人
- 支援の現場の実態を把握し、現場と協働して、より良い社会に向かう制度・政策づくりを担うことのできる人材――「現場との協働力」を備えた人
を育成します。
ここでいう「支援の現場」とは、公的機関による支援だけでなく民間団体・企業、住民等による支援も含めて、人々の生活に直接関わる支援、集団・地域社会に対する支援が実践される場を指します。また、「支援を支える環境」とは、国や地方自治体による制度・政策を中心としつつも、それにとどまらず、社会福祉に関わる施設・機関・団体・企業等の組織、地域社会による支援や住民一人ひとりによる支援を含む、支援を成り立たせる制度的・組織的・地域的な仕組みや基盤を指します。そして、「仕組み・政策づくり」とは、直接又は間接的に支援の現場を把握して、政策立案や制度化の過程に参画していく営みです。
以上を踏まえ、本学は、理論と実践の往還を担い、その往還を実証(エビデンス)に基づき支えながら、「支援の現場」と「支援を支える環境」の双方を改善・充実させる改革に向けて、社会を動かす福祉のリーダーを育成するとともに、それらの実践における協働と共創を支える知の拠点として、より良い共生社会の実現をめざします。
また、本学は行政および民間諸機関と連携し、福祉課題の解決をめざす中核的な拠点として、福祉の知を社会の力へと転換することで、地域・日本・世界に向けて、より良い共生社会の実現を先導します。
以下に示す各ビジョンは、この全学ビジョンを具体化するための実践領域として位置づけられます。
(1)教育ビジョン―学びを行動へ、
行動を社会の力へ―
教育ビジョンでは、福祉人材の成長段階と学びの連続性を示すため、学部・大学院・リカレント教育の三層構造により本学のめざす教育のあり方を提示します。
【学部教育ビジョン】 福祉を学び、共生社会を実現する力を
本学の学部教育は、福祉の理論と実践の往還を通じて、社会課題や人々の多様な営みを見つめ、考え、行動し、共生社会を実現する力をもった人材を育成します。
また、学生一人ひとりが、個人や社会の福祉に関わる諸課題に対し、倫理性・専門性・創造性をもって向き合い、社会の変化に主体的に関わることをめざします。とりわけ、保健医療福祉の基礎的な知識や素養を備え、高齢、障害、子ども、生活困窮、地域福祉、多文化共生等の分野を超えて複合化・複雑化する福祉課題に包括的に対応できる「福祉のリーダー」を育成します。そのため、とくに次のような資質の涵養に努め、「現場の改革力」、「環境の改革に向けた協働力」、「現場との協働力」を育てます。
- 理論・制度・政策・地域・実践を横断して学ぶ「福祉の総合知」
- 体験・実習・省察を通じて身につける実践力
- データ・AI等を活用したエビデンスに基づき、社会課題への対応や制度・政策のあり方を構想する力
- 多職種・他分野の人々と協働できるコミュニケーション力とリーダーシップ
- 自分自身を大切にしながら他者の尊厳を尊重して関係を築く力
- 国際化・多文化共生社会に対応できるグローバルな視点
- 分野横断的、複合的な生活課題、支援の現場で得られる気づきや課題を把握・整理し対応する洞察力
【学科教育の特徴】
学部は、「共生社会デザイン学科」と「ソーシャルワーク学科」の二本柱により、相互補完的に基礎的専門性を育成します。
共生社会デザイン学科では、支援を必要とする個人・家族を取り巻く環境に焦点をあて、多様な人々が多様なまま共に生きることのできる共生社会の実現に向けて、分野横断的な協働のもとで制度・政策・組織・地域等をデザインする力を養います。そして、人々の生活ニーズに対応できる社会福祉の制度・政策の設計、共生社会を具現化するための社会参加や学習機会の創出、社会福祉従事者と地域社会との協働による福祉課題の解決・緩和に資する人材を育成します。
ソーシャルワーク学科では、支援を必要とする個人・家族への支援を起点とし、その困難が生み出される社会的・制度的・文化的背景を踏まえたうえで、一人ひとりのウェルビーイングを高めるために必要なソーシャルワークの力を養います。そして、人間の尊厳と人権を基盤とした多面的理解、エンパワメントや生活支援に必要な技術の修得、社会資源の活用や多機関多職種との協働によって支援の質の向上に資する人材を育成します。
両学科は、社会福祉士国家資格に向けた学びを共通基盤とし、それぞれの専門性を発揮しながら相互に補完し合い、高齢、障害、子ども、若者、女性、生活困窮、多文化共生等の分野を横断して、複合的な福祉課題に対応できる教育を展開します。これにより、さまざまな「支援の現場」とその「支援を支える環境」を改善・充実させ、双方を結びつけ、共生社会の実現に貢献できる「福祉のリーダー」を育成します。
【大学院教育ビジョン】 研究と実践で、福祉の未来を切り拓く
社大は、研究大学院と専門職大学院の二本柱により、次世代研究者と高度専門職の養成を進めます。
研究大学院では、福祉の理論と実践の往還を通じて、福祉分野における理論的・実証的研究能力を高め、国内外の学術・政策・実践の発展に貢献できる研究・専門人材を育成します。
専門職大学院では、福祉現場の具体的なニーズに応えるため、実践経験を省察と理論化を通して学びへと転換し、「支援の現場」と「支援を支える環境」を改善・充実させ双方を結びつける中核的な専門職リーダーを育て、現場・組織・制度を動かし、共生社会を実現できる実践力を磨きます。
とりわけ、理論・実証・政策・実践の往還を主導し、「現場の改革力」、「環境の改革に向けた協働力」、「現場との協働力」を統合的に発揮するとともに、異なる領域のリーダーが協働と共創を実現する場を形成できる高度専門職人材を育成します。
【リカレント教育ビジョン】 学び続け、福祉の専門性を深化させる
社大は、これまで社会福祉士をはじめとする地域生活の基盤を支える人材を多数輩出してきた強みを活かし、学部・大学院教育を基盤として、現職専門職および社会人を対象としたリカレント教育を、教育ビジョンの重要な柱として位置づけます。
専門職大学院、通信教育科、学長室社会福祉研修センター等を核として、実践と理論を架橋する教育を展開して、社会人が働きながら専門資格を取得できるよう、また地方自治体職員などが「現場との協働力」を発揮して福祉基盤の強化を図れるよう、学修機会を提供します。
現場の課題を学びに転換し、再び現場へと還元する教育循環を確立することで、社大は、資格養成から現職期、さらには再教育・再挑戦に至るまで、福祉人材のキャリア全体を一貫して支える教育拠点としての役割を果たします。
あわせて、実務者間の対話や人事交流を含む学びの場を通じて、現場と政策を往還する協働基盤を形成し続ける力を育成します。
さらに、地方自治体および福祉関係機関と協働し、福祉分野における地域連携強化による人材育成・定着などを主目的とした「地域構想推進プラットフォーム」の構築を検討します。
(2)研究ビジョン―実践につながる、
福祉の先端研究―
本学は、社会事業研究所の諸活動を基盤として研究体制の高度化を図り、福祉分野における先端研究拠点としての機能を強化し、社会の課題に正面から向き合い、実践と結びついた研究を戦略的に推進します。
エビデンスに基づく政策形成(EBPM:Evidence-Based Policy Making)および国・地方自治体の福祉政策の総合的分析を通じて、政策および実践の質を高める実証的知見を蓄積するとともに、福祉の未来を切り拓く知を創造・発信します。
さらに、日本の福祉研究をリードし、国際的な知見と結びつけることで、学術的にも社会的にも高いインパクトを有する研究を展開します。
本学の研究は、福祉の理論・政策・現場を往還する構造のもとで、実証に基づきそれらを架橋し、「現場の改革力」、「環境の改革に向けた協働力」、「現場との協働力」を支える知的基盤を構築する点に特色があります。研究成果を社会実装へと結びつけるため、地方自治体・福祉機関等との共同研究、政策提言、実践現場と連携したフィールド型研究、政策評価・制度分析に基づく実証的知見の創出を推進します。
これらの取組を通じて、研究成果を社会に還元し、福祉の実践と政策形成に寄与する実践志向型研究を推進します。
その実現に向け、とくに以下の戦略的研究課題に取り組みます。
【戦略的研究課題】
- AI時代における人間の尊厳を基礎とする福祉理論・福祉実践の総合的枠組みの構築
- 福祉政策における効果測定および政策評価の理論・方法論の高度化と実証研究の推進
- 地域特性を踏まえた地域共生社会の具体的政策モデルとコミュニティ・ソーシャルワーク実践モデルの構築
- 人口減少社会における持続可能な福祉人材確保・育成政策の研究とAI・ICT・DX等の先端技術の活用可能性と制度的課題の検証
- 災害支援および予防的支援において求められる福祉の理論と実践の往還の再検討
- 多文化共生・ジェンダー平等等、多様性を尊重する社会の実現に向けたソーシャルワークの理論および実践モデルの再構築
(3)社会貢献ビジョン―福祉の知を、社会の現場へ―
社大は、地域・社会とともに課題を発見し、ともに解決に取り組む、開かれた福祉の知の拠点として、社会貢献活動を推進します。教育・研究の成果を社会に還元し、福祉分野における知と実践を結びつけることで、地域社会から国際社会に至る多様な課題の解決に貢献します。
国および地方自治体、関係機関との連携のもと、福祉政策の企画・評価に関する政策形成への知的支援、福祉現場における実践改善への協働、専門的知見に基づく助言や研修の提供などを通じて、福祉分野における知と実践を社会へ還元します。その過程において、本学は、「現場の改革力」を備えた実践者の育成、行政との協働による政策形成支援、現場との協働による実践改善を一体的に推進します。具体的には、地方自治体との共同研究や政策提言、地域福祉計画等の策定支援、福祉人材の専門研修、地域福祉実践に関する調査研究などを推進し、地域社会の課題解決に貢献します。
また、本学と高校との高大連携事業や、本学と包括連携協定のある自治体を中心とする地域高校生・中学生・小学生等を対象とした福祉体験・学習機会の提供などを通じて、次世代を担う若者の福祉への関心と理解を高める取組を推進します。
さらに国際的な社会貢献として、アジア諸国および途上国に対し、超少子高齢化に向き合ってきた日本の福祉政策や福祉制度のグッドプラクティスを共有・応用するとともに、社会福祉・ソーシャルワークを所管する中央省庁の幹部職員を対象とした研修事業の実施などを通じて、各国の福祉制度の発展と人材育成に貢献します。
教育・研究の成果を日本社会と世界に広く発信し、地域社会から国際社会に至る多様な課題の解決に継続的に貢献することで、福祉分野における信頼される知的中核拠点としての役割を果たします。また、学長室多心型福祉連携センターの諸活動を通じて、地域の多様な人々と組織を結びつける結節点として機能し、地域社会における協働と共創を推進します。
(4)大学運営ビジョン―大学の力を、未来の福祉へ―
社大は、学生ファーストの考えのもと、安心して学び、挑戦できるキャンパス環境を整えるとともに、本学のミッションのもと上記各ビジョンを実現できる教員体制と事務体制を構築し、教育・研究・社会貢献を支えるための安定した、かつしなやかな基盤づくりを推進します。
とりわけ、学生が日常的に学び過ごすキャンパス空間については、心豊かに学べる環境づくりを進めます。
また、アクセシビリティ支援の充実、国際交流会館の整備検討、同窓会との連携によるキャリア支援等を通じて、安心で包摂的な学修環境を実現します。教務システムの高度化によるDX推進、健全で働きやすい職場環境の整備、安定した財政基盤の構築を通じて、大学運営の質的向上を図ります。
4.アクション・プラン―ビジョンを、行動へ―
アクション・プラン(AP)は、全学ビジョンに示された方向性を具体的行動へと接続し、「人間の尊厳と人権を基礎に、福祉のリーダーを育てる」という本学のミッションを着実に実現するための取組として整理するものです。
本学は、教育・研究・社会貢献・大学運営の各領域を相互に連動させ、短期・中長期の時間軸を踏まえながら、以下の取組を段階的に推進します。こうした取組を通じ、創立100周年を見据え、福祉の総合大学として、地域社会から国際社会に至る多様な課題の解決に継続的に貢献し、福祉分野における信頼される知的中核拠点としての役割を果たします。
(1)短期アクション・プラン
(AP短)
短期的には、既存の教育研究資源と組織体制を活かし、直ちに着手し毎年度の事業計画に反映することができる取組から実行に移します。
【教育ビジョンに対するAP】
- AP短(1)-1
- 「理論と実践の往還」「実証・エビデンスに基づく分析」「現場の改革力」「環境の改革に向けた協働力」「現場との協働力」を、授業、演習、実習、研究指導、現職者教育の中に位置づけます。
- AP短(1)-2
- 学部では、保健医療福祉の基礎的な知識や素養を備え、高齢、障害、子どもなどの分野を超えて複合化・複雑化する福祉課題に包括的に対応できる「福祉のリーダー」を育成すべく、既存の課程・授業・実習・演習・フィールドワークなどを点検し、「支援の現場」と「支援を支える環境」の双方を改善・充実させる改革に向けて、多様な人々と協働できる力を涵養するカリキュラム改革を行います。
- AP短(1)-3
- 自治体、福祉関係機関、社会福祉法人、NPO、企業等との連携教育・共同研究・研修事業の可能性を整理し、学生支援、同窓会連携、DX等について、改善可能な事項から順次実施します。
【研究ビジョンに対するAP】
- AP短(1)-3(再掲)
- 自治体、福祉関係機関、社会福祉法人、NPO、企業等との連携教育・共同研究・研修事業の可能性を整理し、学生支援、同窓会連携、DX等について、改善可能な事項から順次実施します。
【社会貢献ビジョンに対するAP】
- AP短(3)-4
- 自治体・福祉関係機関等との連携を点検し、政策形成支援、実践改善支援、専門研修等につながる取組を整理します。
- AP短(3)-5
- 高大連携事業や福祉体験・学習機会の充実を通じて、次世代を担う若者の福祉への関心と理解を高める取組を組織的に展開します。
【大学運営ビジョンに対するAP】
- AP短(4)-6
- 学生ファーストの観点から、安心で包摂的な学修環境、DX、職場環境、財政基盤に関する課題を整理します。
(2)中長期アクション・プラン
(AP中長)
中期的には、短期的取組の成果と課題を踏まえ、次期中期計画の中で、教育・研究・社会貢献・大学運営の各取組を制度化し、全学的に展開します。また、長期的には、創立100周年を見据え、本学が福祉の総合大学として、日本および世界の福祉の発展を先導する知的中核拠点となることをめざします。
【教育ビジョンに対するAP】
- AP中長(1)-7
- 学部・大学院・リカレント教育を連続的に位置づけ、福祉人材のキャリア全体を支える教育体系を整備します。
- AP中長(1)-8
- 「現場の改革力」、「環境の改革に向けた協働力」、「現場との協働力」を涵養するため、地域課題解決型科目、政策形成演習、実践評価、EBPM、AI・ICT・データ活用等に関する教育内容を充実させます。
【研究ビジョンに対するAP】
- AP中長(2)-9
- 社会事業研究所を中心に、EBPM、政策評価、地域共生社会、福祉人材確保、AI時代における福祉等に関する重点研究を推進し、その成果を政策提言、研修教材、実践モデル等として社会に還元します。
【社会貢献ビジョンに対するAP】
- AP中長(3)-10
- 国際的な社会貢献として、超少子高齢化に向き合ってきた日本の福祉政策や福祉制度のグッドプラクティスを抽出・整理して、アジア諸国および途上国の福祉人材の研修教材の開発を行います。
【大学運営ビジョンに対するAP】
- AP中長(4)-11
- 教員体制・事務体制、キャンパス環境、アクセシビリティ支援、同窓会連携によるキャリア支援、国際交流会館の整備検討、DX推進、職場環境、財政基盤の強化を進めます。
(3)進捗管理と評価
各アクション・プランについては、担当部局、実施時期、到達目標、評価指標を明確にし、実施時期に応じて毎年度の事業計画に位置づけるとともに、その進捗状況及び評価結果を踏まえ、次期中期計画に反映します。
評価にあたっては、実施件数、参加者数、共同研究件数、研修実施件数等の量的指標に加え、教育の質の向上、研究成果の社会的還元、自治体・福祉現場との協働の深化、学生支援の充実、大学運営の改善など、質的な成果も重視します。
本学は、このような進捗管理と継続的改善を通じて、ビジョンを理念にとどめることなく、具体的な行動へとつなげ、より良い共生社会の実現に貢献していきます。
5.おわりに
社大は、福祉の総合大学として、変化を恐れず、来るべき創立100周年に向けて、社会とともに歩み続けます。日本社会事業大学は、福祉の知を社会に還元し、より良い共生社会を創り続けます。