お知らせ 学生が地域福祉の現場で学ぶ  ~東村山市「吉田さろん」を訪問~ 2025.06.12

2025年6月11日(水)、本学倉持香苗准教授の授業「ソーシャルワーク演習Ⅲ」において、東村山市の地域福祉活動拠点の一つである「みんなの家 吉田さろん」を訪問しました。

「ソーシャルワーク演習Ⅲ」では居場所やコミュニティカフェをはじめとする地域拠点に焦点を当て、これらの場所で人々が支え合う関係をどのように創出するか、地域づくりの拠点として機能するためにどのようなアプローチが求められるか等について学習しています。

今回は、古民家を活用した「吉田さろん」を訪問し、そこで主体的に活動している地域の方のお話を聴きながらコミュニティづくりについて学ぶ実践的な学習の機会として実施されました。

「吉田さろん」は故吉田英子氏からの寄贈を受け、1992年に開所しました。開所以来、東村山市社会福祉協議会と青葉町福祉協力員会やボランティアの方々が協働し、年間を通じて多彩な活動を展開しています。2022年にはカフェも新設され、世代を超えた交流の場となっています。

今回の訪問では、地域活動に携わる福祉協力員の方から、活動を始めたきっかけや普段の活動内容、これからやってみたいことについてお話を伺いました。さらに、社会福祉協議会の担当者からこれまでの経緯について説明を受け、社会福祉協議会と地域住民が協働で育んできた活動について学ぶことができました。

訪問後、学生からは「実際の現場に行き、自分にはない視点でのお話が聞けてよかった」「今までは地域のコミュニティサロンには入りづらそうだなと思っていたが、実際に行ってみるとウェルカムな雰囲気で印象が変わった」「地域の人が主体となって活動する姿は素敵だなと思った。こういう方が増えると地域社会がもっと幸せになると思った」という感想がありました。

本学では今後も地域との連携を深め、ソーシャルワーカーとして必要な地域理解と実践力を身につける学びの機会を提供していきます。

訪問時の様子

「吉田さろん」にて、地域活動に携わる福祉協力員の方からお話を伺いました

学生の様子

学生の様子

質疑応答の時間

東村山市社会福祉協議会の担当の方からもお話を伺いました

倉持香苗准教授(右)

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