お知らせ
ソーシャルワーク教育の基準化に関する国際シンポジウムを開催しました。
2025.12.01
2025年11月19日(水)、スリランカのコロンボで開かれた第28回アジア太平洋地域ソーシャルワーク会議の特別セッションとして、本学主催の国際比較シンポジウムを開催しました。シンポジウムのテーマは「アジア太平洋諸国におけるソーシャルワークの教育・養成のための基準策定:グローバル教育・養成のためのグローバル・スタンダードからの検討」でした。
シンポジウムは、本学社会事業研究所の共同研究事業の一環として、研究代表者の小原教授、研究分担者のヴィラーグ准教授と木村客員教授が企画し、国際ソーシャルワーカー連盟アジア太平洋地域(IFSW-AP)の共催とアジア太平洋ソーシャルワーク教育連盟(APASWE)の共同助成によって実施されました。以下の通り、計7か国の報告が行われました。
【開会挨拶】小原眞知子(日本社会事業大学教授、IFSW-AP会長)
【報告者】
- アオテアロア/ニュージーランド:スーザンヌ・コッカー(アオテアロア/ニュージーランド・ソーシャルワーカー協会副会長)
- 日本:ヴィラーグ・ヴィクトル(日本社会事業大学准教授、IFSW-AP財務担当)
- 韓国:ヘニム・リー(東国大学校教授、IFSW-AP教育委員)
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フィリピン:ロザウロ・ルンタヤオ(フィリピン・ソーシャルワーカー協会元会長、IFSW-AP教育委員)
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スリランカ:チャトゥランガニ・グルシン(コロンボ大学講師、IFSW-AP教育委員)
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台湾:欧思佑(台湾ソーシャルワーカー協会事務局長)
- インド:アイプ・ヴァルゲーゼ(BCM大学ソーシャルワーク学科長、インド専門職ソーシャルワーカー協会ネットワーク事務局長)
【コメンテーター】ジョウィマ・アン=レイェス(フィリピン大学准教授、APASWE事務局長)
【総括・コーディネーター】木村真理子(日本社会事業大学客員教授、IFSW-AP教育委員長)
シンポジウムでは、小原教授・ヴィラーグ准教授・木村客員教授の編著書の出版記念イベントも行いました。
書籍名:Professional Social Work Education in the Asia Pacific Region: Development of Registration Systems for Qualification Holders(アジア太平洋地域におけるソーシャルワーク専門職養成:資格保持者の登録制度の進展)
詳細はこちらをご覧ください。
なお、シンポジウムの詳細については、これから研究チームと社会事業研究所で年度内の報告書作成に取り組みます。
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開会挨拶中に出版された書籍を紹介する小原教授とコーディネーターの木村客員教授

木村客員教授とヴィラーグ准教授と報告者の皆さん

参加者の皆さんとの記念写真