お知らせ 国際社会福祉論の授業では実践現場からゲスト講師を迎え、非正規滞在者の支援と人権について学びました。 2026.07.07

 ヴィラーグ准教授が担当する国際社会福祉論の科目では、特定非営利活動法人 Asian People's Friendship Society(APFS、https://apfs.jp/)より、代表理事の吉田真由美さんがゲスト講師として登壇しました。APFSは、主に非正規滞在の移民・難民とその家族の支援を行っている団体です。

 非正規滞在者とは、様々な理由によって正規の在留資格を持たないまま日本に滞在する外国籍や無国籍の人々です。その中には、帰国できない難民認定申請者、日本人と結婚している人、そして日本で生まれ育った子どももいることを学びました。

 講義のタイトルは『在住外国人支援の現場と人権侵害』で、バブル時代以降の歴史的な背景や関連政策・制度の矛盾と問題点も踏まえながら、団体の変遷と支援活動について教えて頂きました。支援の実態に対する学生の理解が深かまるように、吉田さんは多くの実践事例の詳細についても話してくださいました。

 講義の後半では、出入国在留管理行政において実際に生じている人権侵害に焦点が当たりました。例えば、国際的な人権法に反する家族分離の問題と、収容施設や強制送還の中で当事者が直面し得る処遇についても知ることができました。不適切な処遇は、最悪の場合に死亡事故につながる可能性があり、残念ながらその前例も希ではありません。

 最後に、吉田さんより社大生に向けて、「個人の力では社会を変えていくことは難しいが、たくさんの個人が声をあげていけば、寛容で人権を尊重する社会を実現できる。皆さんも、些細なことでも社会への働きかけを忘れずにいてください!」という重要なメッセージを頂きました。

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