社会福祉学部
Faculty of
Social Welfare

灯し、紡ぐ人に なろう。
社会の状況に合わせて、人間の行動や心、地域社会などについての関連学問を総合的に学び、研究し、高いモラルと豊かな思考力・感性を育みます。社会福祉分野の実践に必要な基本的な心構えと知識・スキルを卒業までに身につけるため、少人数教育により豊かな人間性と深い教養を学びます。高度に多様化・複雑化し、専門化する社会福祉の全体像をつかむことのできる教育方法により、全員が計画的に社会福祉士国家試験受験資格を取得できるカリキュラムを基本としています。
また、進路選択に応じて、必要な他の資格取得にも柔軟に対応できるようにカリキュラムが組まれています。講義・演習に加えて、学校の内外での実習体験を重ね、周囲の多くの人々と協力し合いながら、積極的に学びを深め、社会の抱えるさまざまな課題を解決できる幅広い能力を養うことを目指しています。
学部長メッセージ
新しい時代の社会福祉の息吹と躍動を、
"現場のリアル"から学んでください
「社会福祉」とは何か。「社会福祉」は、今日まで、時代を映す鏡として、人々の直面する課題に応えながら変化してきました。それゆえ定義も難しいですが、捉え方として、一つは、高齢者や障がい児・者、ひとり親世帯、生活困窮、外国人など、複雑化する要援護者やマイノリティ支援のための諸活動です。いわば、社会福祉の原点ともいえます。もう一つは、人口減少時代の今日、地域住民の生活課題である地域経済や農業、環境、空き家、交通問題などを、異分野や異業種、地域住民と協働して解決しようという新しい活動です。社会福祉を少し広げて捉えると、地域活性化やまちづくりなど、"社会福祉で地域社会を変える"という、先進的な取り組みまで含まれてきます。
このように、現代の社会福祉は、その対象者や活動の領域、担い手も多種多様化し、人々の抱える問題解決に向けて、固定観念にとらわれない柔軟な発想力と、チャレンジングな実践力が求められてきています。
社会福祉の現実世界は、皆さんの想像以上に奥深く広がっています。是非、学びの扉を開けて、"現場のリアル"から、社会福祉の新しい時代の息吹と躍動を感じて下さい。

社会福祉学部長村田 文世
プロフィール
日本女子大学大学院人間社会研究科社会福祉学専攻博士課程後期修了
九州看護福祉大学准教授、日本社会事業大学准教授、教授などを経て、現在に至る
学びの特長 FEATURES

最先端の研究を授業に反映
社会福祉学の専門家はもちろん、新たな分野や最新の研究をしている専門家による教育を展開。社会の変化に対応した最新の研究や実践活動が教育の場に反映され、多職種連携やコミュニティソーシャルワーク、高齢者や障がいのある方の権利擁護など、幅広い課題に触れることができます。

多彩なチャンネルで実践に触れる
ソーシャルワーク実習を全員が受けることに加えて、各資格課程でも実習が行われます。また、ゼミごとの見学や調査、実践への参加も積極的です。ボランティアやアルバイトでも実践的な体験をすることができます。
福祉計画学科
社会福祉サービスに関する制度・政策や経営を学び、
共に生きる地域社会づくりへの貢献を目指す
法学、経済学、社会学、教育学などの社会諸科学を基礎とし、これからの社会福祉政策、福祉サービス事業の経営、地域福祉などを学び、さらに高齢者や若年層の孤立、生活困窮による社会からの排除など、現代の幅広い社会問題にアプローチします。社会福祉の各種専門職として、共に生きる地域社会づくりに貢献できる人材を育てます。
福祉援助学科
支援を必要とする人々のウェルビーイングを高めるための
価値・倫理や知識、専門的技術を修得する
介護が必要な方や家庭内に問題を抱えている方などの生活の問題の解決に向けサポートしながら、より良い生活を実現するために必要な理論や専門的技術を修得します。人を好きになる心を育みながら、その人の力を引き出す技法を身につけ、福祉現場のリーダーとなる人材を育てます。